「海外旅行に行ってコスメをたくさん買いたい、でも、言葉が通じるかが不安・・辞書を持ち歩くのも大変だし・・」「海外から買った製品の説明書、もっと手軽に意味が分かるといいのにな」そんな風に思ったことはありませんか?
グローバル化がどんどん進む現代、海外との距離は縮まる一方です。旅行もお手軽に行けますし、簡単に海外の製品が手に入る反面、周りにあふれる外国語の意味が分からず、困ってしまうことも多いのではないでしょうか。
「簡単な方法で、瞬時に外国語を翻訳できたら・・・。」そんなあなたの願望を解決してくれるのが、今話題の画像翻訳アプリです。このアプリを使うことで、どこでも、瞬時にお手軽に、外国語を日本語に翻訳してくれるのです。便利なアプリを使って、新しい世界へ飛び出してみませんか。
翻訳アプリ徹底比較!人気アプリを比べてみよう
まずは翻訳アプリにどんなものがあるのか見てみましょう。一口に翻訳アプリといっても、どのアプリもそれぞれ特徴があります。ここでは実際に人気アプリをいくつか比較してみることで、あなたにとって一番使いやすいお気に入りを見つけ、役立ててみましょう。
まずは王道!google翻訳
写真やスクリーンショットをなぞるだけで簡単に翻訳してくれる
カメラや画像で翻訳することの最大のメリットは、何といっても手軽さでしょう。いちいちテキストを打ち込むのは手間もかかりますし、間違いも起こりやすいです。けれど、google翻訳では画像やカメラを起動し、翻訳したい箇所を指先でなぞるだけで即座に翻訳が出てきます。これまで辞書を引いたり、打ち込んで翻訳をしていたことを思うと格段に手軽ですよね。
翻訳スピードが早い
翻訳したい文字をカメラにかざしたり、画像を表示するだけで瞬時に翻訳文がでる「リアルタイム翻訳機能」があるのが、このgoogle翻訳のすごい所です。テキストではなく、画像やカメラで翻訳をしたいというときは、たいてい急ぎの時が多かったり、全く理解できない文字に出会って困ってしまうときが多いでしょう。そんなときに、さっとカメラに文字をうつすだけで意味が分かれば安心できますね。
圧倒的な言語数の多さ
言語数はカメラでのリアルタイム翻訳の場合、38言語に対応しています。言語数の多さでは他のアプリには引けを取りません。日本のように単一の言語が話されている国では、一つの言語で構わないのですが、ヨーロッパや東南アジアなど、色々な言葉が話されている地域に旅行に行く方も多いでしょう。そういったときには、このアプリを活用することでたくさんの国を周遊することのハードルもぐっと下がりますね。
言語によっては不安定な訳になる
ここまで紹介してきたように、たくさん良い所のあるgoogle翻訳なのですが、もちろんすべてにおいて万能なわけではありません。調べてみたところ、日本語と英語のときはかなり高精度な翻訳を行ってくれるのですが、言語によってはうまく翻訳できなかったり、写真をうつす角度によって、翻訳が変わることも起きるようです。
World dictionary free
かざすだけで簡単に翻訳してくれる
こちらのWorld dictionary freeというアプリも、googleと同様に画面に翻訳したい画像をかざすだけで、その場で翻訳した言葉を表示してくれます。リアルタイムで意味を知ることができるので、レストランで注文する時など、即座に対応することが必要とされる時にはとても使い勝手がよいですね。
使い続けると、有料版を案内されて使えなくなってしまう
こちらのアプリは、freeとついているだけに、有料版もあります。最初のうちは無料で使うことができるのですが、何度か使っているうちに有料版をダウンロードするよう案内が来てしまい、使えなくなります。他の翻訳アプリと使いやすさを比較してみたうえで、world dictionaryがあなたにとって使いやすいと判断した場合は、有料版をダウンロードしてみるのもいいかもしれません。
microsoft翻訳
カメラ・画像翻訳だけでなく同時通訳機能がある
このアプリはmicrosoft社公式の翻訳アプリです。文字読み取り機能に長けており、長文も翻訳できます。長文すぎると多少不自然な文になることもあるようですが、長い複雑な文章を翻訳してくれるのはありがたいですね。
そして何よりこのアプリの一番すごいところは、音声同時通訳機能があるところです。互いに同じアプリをダウンロードしていれば、自分の話した日本語が相手の端末で相手の話す言語に変換されます。同じように、相手が話す言葉も自分の端末に日本語に変換してくれます。もちろん、本物の通訳には及ばないですが旅行先での簡単なコミュニケーションには役立つこと間違いなしの優れもの機能です。
スキャン&翻訳 テキストグラバー
トリミング機能で楽ちん翻訳
このテキストグラバー、これまでご紹介してきたアプリとは一風変わった点があります。
他のアプリは写真や画像の中の翻訳したい箇所をなぞるのですが、テキストグラバーではなぞる必要がありません。画像の中で、翻訳したい箇所をトリミングすれば読み取ってくれるのです。長い文の時はいちいちなぞらないでも、トリミングで範囲を指定するだけで済みますのでとても使いやすいですよね。
翻訳の精度の高さ
翻訳アプリとして一番大切なことは精度の高さ。せっかく翻訳をしても、出てきた文章が意味不明でしたら全く使い道がありません。その点、このテキストグラバーは他のアプリを使用してきた経験のある人からもお墨付きの精度の高さが売りのようです。特に、日本語⇔英語間は文章が他のアプリと比較してもとても意味の通りやすい文章に変換してくれるようです。せっかく翻訳するなら、自然な文章に訳してくれるというのはありがたいメリットですよね。
翻訳文字起こしBot 【ジョンコパ】
新たにアプリをダウンロードする必要がない
こちらはこれまでご紹介してきたアプリとは一味違う使い方の翻訳アプリです。日本でスマホを使いこなす方の大半は、既にLINEをダウンロードして活用していることと思います。この翻訳文字起こしBot【ジョンコパ】は、LINEのアプリ機能を使って翻訳ができるため、新たにアプリをダウンロードを別にする必要がありません。スマホの容量が気になる方にはとてもいいでしょう。
使い方も大変ユニークで、まずジョンコパを友達登録します。その後、トークルームに翻訳したい画像を送れば、画像内の文章をテキスト化し、ジョンコパから「翻訳するん?」と聞かれます。それに対し、「はい」と答えると、瞬時にジョンコパが日本語に翻訳した文章を教えてくれます。友達とおしゃべりをしている軽い感覚で翻訳できるので、肩ひじ張らずに翻訳できるのが最大の魅力です。
かなり細かい文字まで読み取ることができる
また、この【ジョンコパ】なのですが、画像の読み取りの精度はなかなかです。送った画像のかなり小さな文字まで、こちらから指定しなくても読み取ってくれます。説明書のように細かいところまでしっかりと読みたいときは大変重宝しますね。
ポイント制なのでポイントを確保しておく必要がある
アプリのダウンロードも必要がなく、とても手軽に使うことのできる【ジョンコパ】なのですが、ポイント制です。使い続けるにはポイントを増やしておく必要があります。ちなみに、ポイントはジョンコパに話しかけたり友達に紹介していくことで増やすことができます。
どんな風に使うの?手順を説明します!
最初にアプリを手に入れよう
まず、アプリをご自分の端末にダウンロードします。その際、有料か無料かなども
事前にしっかり確認しておきましょう。初期設定が必要な場合は登録しましょう。
今回はGoogle翻訳で翻訳してみます。Googleの画像翻訳には2種類あります。「カメラモード翻訳」と、「リアルタイム翻訳」です。
カメラモード翻訳を試してみよう
翻訳したい日本語文章を撮影し、翻訳したい箇所をなぞります。すると、別画面に切り替わり、翻訳された文章と日本語の文章が同じ画面上に映し出されます。元々の文章も一緒に画面に出ているので比較しやすいですね。
リアルタイム翻訳を試してみよう
もう一つの機能、リアルタイム翻訳は、スマホのカメラをかざすだけで、なぞる必要なく翻訳してくれます。使い方もとても簡単です。google翻訳を開き、カメラボタンをタップします。そして、翻訳したい対象の物を映し出すと・・・。とてもおもしろいことに、画像内の文字を読み取って翻訳してくれます。文字だけ翻訳し、全体のイメージはそのままなので、とてもわかりやすいです。
他言語への対応はどうなっているの?
JNTO(日本政府観光局)発表の統計によると、2019年3月の日本人国別出国数は「1位韓国 2位台湾 3位タイ」でした。どのアプリも英語と日本語間での翻訳機能はありますが、他の言語はどうなっているのでしょうか。実際に海外に出たときに使えなくっては困りますよね。
そこで、英語以外の言語の対応数を見てみました。渡航先として人気の三国で話されている「韓国語・中国語・タイ語」を網羅しているアプリは一体どれなのでしょうか。これまで紹介したアプリの中で見ていきましょう。
Google翻訳⇒最大103言語に対応
World dictionary free⇒中国語・韓国語含む15言語に対応
Microsoft翻訳⇒上記三言語を含む60言語に対応
スキャン&翻訳 テキストグラバー⇒上記3つを含む90以上の言語に対応
Line文字起こしBot[ ジョンコバ]⇒上記3つを含む10程度の言語に対応
どのアプリも、カメラ機能やリアルタイム翻訳だけに限定するともう少し対応言語数は減ってしまうようですが、それでもこれだけの言語数に対応しているというのは驚きですね。中には少数民族の話す言語に対応しているアプリもあったり、とにかくすごい機能です。
まとめ
ここまで、たくさんのアプリをご紹介してきましたが、この中にお気に入りのもの、使ってみたいと思う物は見つかったでしょうか。一つ気を付けなくてはならないのは、どのアプリも使い勝手はいい分、絶対に 間違いがないという保証はありません。公的な場所に提出する書類や、論文などを正確に翻訳したい場合は、翻訳会社に依頼をし、間違いのない文章を手に入れるようにしましょう。
そうではなく、もっと手軽に翻訳を日常に取り入れたいという方にとっては、どのアプリも使い方はとっても簡単です。ぜひ、みなさんにとってお気に入りの一つを見つけ、毎日の中で役立てて、「世界とつながる」きっかけにしていただければと思います。