本当にラテン語翻訳がしやすいサイトはこれ!おすすめ翻訳サイト3選

日本で生活していると、ラテン語は縁遠く、英語や中国語などと比べると使用頻度がかなり低いものです。そのため、いざ翻訳サイトを利用して翻訳しようと思っても、なかなかいいサイトが見つからない!と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、日本語・ラテン語間の翻訳がしやすいおすすめの翻訳サイトを5つ厳選してご紹介します。実際に使ってみての使用感もご紹介しているため、どの翻訳サイトがいいか迷っているという人は必見です。

1.実際に使ってみてわかった!3つのおすすめラテン語翻訳サイト

ラテン語は、その昔ローマ帝国における公用語として広く使用されていました。
しかし、ローマ帝国の衰退とともに、ラテン語は形を変えていき、イタリア語、フランス語、スペイン語などへと変化した結果、今やラテン語を使用するのはごく一部の宗教界となっています。
しかし、研究や学習の一環としてラテン語の翻訳を必要としている人も少なくありません。
そこで、ここではラテン語翻訳のおすすめサイトについて、実際に使ってみた使用感を交えながらご紹介します。

1-1.やっぱり強い!ラテン語の発音もわかるGoogle翻訳

Google翻訳は、100カ国以上の言語に対応している翻訳サイトです。
無料で使用できるにも関わらず、単語やフレーズだけではなく、Webサイトの特定のページを翻訳することもできます。
他の翻訳サイトでは、英語、中国語、フランス語を中心に対応言語に限りがあるのに対し、Google翻訳ではラテン語にも対応。
AIを駆使した翻訳機能の充実度は、「さすがGoogle」という感想です。

実際に使ってみた!Google翻訳はラテン語に翻訳する方法が簡単

Google翻訳を使ってみて感じたのは、使用方法が簡単だということと、機能が充実しているということです。
Google翻訳のサイトを開くと、次のような画面になります。

次に、研究目的で利用することを想定し、「本研究の目的は、まだ明らかになっていないローマ帝国の文化を見出すことである。」という文章を日本語で入力してみます。

この時、まだGoogle翻訳でラテン語の翻訳を利用したことがない場合は、画面右側の「英語」の右隣にあるタブをクリックします。
すると、100カ国以上の言語から、翻訳後の言語を選ぶことができます。
「ラテン語」を選択すると、以下のように翻訳されます。

機能充実!Google翻訳なら、翻訳サイト内でラテン語の発音まで再生できる

ラテン語に訳したのはいいものの、発音して相手に口頭で伝えたい時には、なんと読めばいいか分からなくて困る…という人も多いでしょう。
しかし、Google翻訳なら、翻訳後の画面に表示されるスピーカーのアイコンをクリック(タップ)するだけで、ラテン語の発音を再生することができます。
文章でも続けて発音してくれるため、ラテン語で会話したい場合にも使うことができるのです。
また、Googleが検索エンジンであるからこその長所ですが、Googleで「ラテン語翻訳」と入力すると、トップに先ほどのラテン語翻訳ができる画面がそのまま表示されます。
わざわざGoogle翻訳サイトに行かなくても、検索エンジンからラテン語翻訳ができるというところも、機能性を高めていると言えるでしょう。

1-2.単語もテキストも超簡単翻訳!ePrevodilac.com

ePrevodilac.comは、Google翻訳と違って、初めて目にする人も多いでしょう。
prevodilacとは、ボスニア語で「翻訳者」を意味します。
ボスニア語は、ボスニアヘルツェゴビナを中心に、周辺諸国で使われている言語ですが、ラテン文字を使う文化があるのです。
そのため、ラテン語翻訳を行う際にも、とても信頼度が高い翻訳サイトだと言えます。

実際に使ってみた!サイトの作りは簡素でも翻訳が簡単にできて便利

ePrevodilac.comのトップページは、非常に簡素です。
日本語で表記されるサイトの使用方法も、ボスニア語から日本語へ自動翻訳されたようで、少し不自然な印象が残ります。
しかし、実際に使用してみると、プロセスが短く、実に手軽に翻訳することができました。


日本語入力→翻訳ボタンをクリックというわずか2ステップで済む簡単さで、多くの文章を訳す必要がある場合にも助かるでしょう。

サイト自ら公言する翻訳の不確かさが少し気になる

ePrevodilac.comのトップページには、翻訳が不確かである可能性について堂々と言及しています。

このオンライン翻訳サイトは双方向の翻訳が可能です。いつでも無料でご利用になれます。 むろん料金を払ってプロの翻訳者に依頼する場合のような完璧なものではありません。 けれども皆さんがそれなりにテキストを翻訳する必要がある場合にとても役立つでしょう。
(引用元:ePrevodilac.com https://ja.eprevodilac.com/)

翻訳の目的によっては、このサイトを強くおすすめすることはできませんが、なんとなくラテン語の意味を解釈したい、日本語をラテン語に翻訳したいけれど、完璧でなくてもいいという場合に使用するとよいでしょう。

1-3.ラテン語から他言語への変換も簡単!私は翻訳を愛する

少し奇妙なサイト名に見える「私は翻訳を愛する」。
こちらも日本のサイトではなく、URLの「https://ja.ilovetranslation.com/」を和訳した一部がサイト名になっているのです。
しかし、ユニバーサルデザインのサイトであり、日本人が利用してもまったく違和感なく、むしろ簡単に利用することができます。

実際に使ってみた!見やすいUIだから複数回の翻訳も問題なし

「私は翻訳を愛する」の特長は、UI(ユーザーインターフェース)が非常に分かりやすく、見やすいことです。
例えば前述したePrevodilac.comでは、画面をスクロールしなければ、翻訳後のラテン語を閲覧することができないようになっています。
しかし、「私は翻訳を愛する」では、スクロールしなくても、1画面内に翻訳前後の文章を表示することができるのです。

他の翻訳サイトのように、翻訳前後の文章の間に大きめのWeb広告を挟み込むことをしないため、上記のように非常に見やすい画面となっています。
複数の長文を訳す際、このように1画面ですべての訳文が見られるデザインは重宝するでしょう。

ラテン語から他言語への翻訳も簡単

「私は翻訳を愛する」は、そのサイト名の通り、日本語・ラテン語間の翻訳だけではなく、多言語同士の翻訳にも強い翻訳サイトです。
マイナーな言語をマイナーな言語に訳すことができるという点も、翻訳サイトとしての多様性に優れていると言えます。
試しに、ラテン語をタガログ語に翻訳してみました。

このように、問題なく翻訳されています。
このような多様性のある翻訳ができる上に、Webページまるごと翻訳もできて、しかも無料で利用できます。
ラテン語のサイトまるごとを翻訳、日本語サイトをまるごとラテン語に翻訳することも可能です。

2.ラテン語を翻訳サイトのみで翻訳することは難しい


マイナーな言語であるラテン語は、翻訳サイトで翻訳してみたところで、翻訳後のラテン語がどの程度そのまま通じるとは限りません。
実際に、ここでご紹介してきた翻訳サイトであっても、翻訳サイトの中では確かにおすすめできるものですが、「絶対正しい」とは言い切れないことを公言しているサイトもあります。

2-1.ラテン語自体に複雑な歴史がある

元々ローマ帝国で使用されていた古典ラテン語は、今や純粋な学問の世界、宗教の世界といった限られた領域でしか使用されていません。
ヨーロッパの一部の小中高では、古典学習のためにラテン語を学ぶところもあります。
しかし、今では古典ラテン語を話したり、日常的に使うことはごくまれです。
古典ラテン語は、俗ラテン語として、そして他国の言語として変化しているのです。
そのため、日本語をラテン語に翻訳サイトで翻訳しようとしても、どの時代のラテン語に翻訳されているのか、ラテン語に精通していない人が訳した時ほど不確かで、その精度はあいまいです。

2-2.ラテン語を翻訳するために、一度他の言語に翻訳する必要があるケースも

ラテン語は、今ではイタリア語、スペイン語へと変化しています。
ご紹介してきた翻訳サイトなら、ラテン語にも対応していますが、他の翻訳サイトではラテン語に対応していないものも少なくありません。
例えば、ラテン語を日本語翻訳したい外国人の方の場合、一度ラテン語に似たイタリア語に翻訳し、イタリア語から日本語に翻訳するという手間が生じる場合があります。
ラテン語と日本語はそれだけ遠い関係にあり、簡単に翻訳するのが困難なのです。

2-3.翻訳サイトで限界を感じたら、翻訳会社に依頼するという選択肢も


翻訳サイトのみで精度の高い翻訳をするのには、限度があります。
もちろん、AIの目覚ましい発展によって、自動翻訳の精度も従来と比較すれば比べ物にならないほどであることも事実です。
それでも、もしもあなたが翻訳サイトを利用して、やっぱり限界があると感じた場合、あるいは仕事でラテン語を翻訳する場合には、翻訳会社に翻訳を依頼することをおすすめします。
翻訳サイトでは、プロの翻訳家がラテン語を日本語に、あるいは日本語をラテン語に翻訳してくれます。
自動翻訳では不可能な自然な翻訳はもちろん、ネイティブならではの細かな翻訳も可能です。

3.翻訳サイトに限界を感じたら…おすすめラテン語翻訳会社2選

翻訳サイトでは、確かに細かなところまで翻訳されているか不安…。
でも、どこの翻訳会社に依頼すればいいか分からない…という方のために、ここではおすすめのラテン語に対応した翻訳会社について、3つ厳選してご紹介します。

3-1.ネイティブラテン語翻訳家による超高精度翻訳!クロスインデックス

クロスインデックスは、翻訳から納品までに4度のチェックを入れることで、より精度の高い翻訳を約束している翻訳会社です。
ラテン語のネイティブに翻訳を依頼できる点がメリットであり、かなり信頼性の高い翻訳が期待できます。
利用料金を見てみると、翻訳文字数によって以下のようになっています。

(引用元:クロスインデックス https://www.crossindex.jp/services/translation/fee.html)
ラテン語の場合は、「その他の言語」に該当するため、400文字で4,500円~という料金がかかります。
しかし、クロスインデックスは納期が早く、翻訳も確実であるため、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。

3-2.78カ国に対応し信頼度抜群!Coody(コーディ)

Coodyは、官公庁も御用達の信頼性の高い翻訳サイトです。
こちらもネイティブによる翻訳のため、ラテン語の微妙なニュアンスも漏らさず、正確に翻訳してもらうことができます。
上記のクロスインデックスと比較すると、少々費用が高くなります。

(引用元:Coody http://www.trans-coordy.com/04price/language_20.shtml)
訳す文章が一般的なものか、専門的なものか、書類上のものかによって、料金が400文字で6,000円~8,500円と差が生じるようです。
ただ、反対に考えれば、専門的な文章でも、書類上の文章でも翻訳してもらうことができるともとらえられます。
仕事で使用する場合、特におすすめのラテン語翻訳サイトです。

3-3.翻訳会社を活用して、ラテン語の正確な翻訳を

前述してきた通り、ラテン語自体が日本国内を見ても自由に操れる人はごくわずかです。
それだけ日本ではマイナーな言語であるため、翻訳サイトに頼りたくなる人は多いでしょう。
しかし、ご紹介してきたおすすめの翻訳サイトでは、「一応の翻訳」はできても、それが本当に精度の高い文章かどうかを確かめる術はありません。
もしも業務上、ラテン語に対応しなければならないという場合には、翻訳サイトよりも翻訳会社に依頼することで、より確実で正確なラテン語翻訳をしてもらうことができるでしょう。