「中国人のお客さんが増えてきたし、アリペイを導入した方がいいのかな」と悩んでいる方も多いですよね。
Alipay(アリペイ)とは、世界最大級のモバイル決済サービスです。日本でも多くの企業がAlipay(アリペイ)を導入しています。
今回は、Alipay(アリペイ)の仕組みからなぜ導入した方がいいのか、導入方法、実際に導入した企業までをご紹介します。
Alipay(アリペイ)の導入を検討している方はぜひ、参考にしてみてください。
目次
Alipay(アリペイ)とは
Alipay(アリペイ)は、中国の大企業であるアリババグループが提供しているモバイル決済サービスです。
2004年から中国でサービスが開始され、2018年1月時点で中国人を中心に5億人以上のユーザーが利用しているモバイル決済業界では世界最大級のサービスになっています。
世界で450以上の金融機関との提携や日本でも4万以上の店舗が導入しています。
中国はモバイル決済が主流でほとんどの人がモバイル決済を利用しているため、中国人をターゲットとしてビジネスを展開している場合は、導入必須のサービスと言えるでしょう。
Alipay(アリペイ)の仕組み
Alipay(アリペイ)は、QRコード決済なので、基本的な仕組みは「PayPay」や「LINE Pay」「楽天ペイ」と同じです。
使い方はとても簡単で、2つの利用方法があります。
利用方法1.店舗側がQRコードを読み込む
1つ目は、利用者がAlipay(アリペイ)アプリを開き、支払い用QRコードを提示し、店舗側はQRコードを読み込む方法です。
利用方法2.利用者がQRコードを読み込む
2つ目は、店舗側が支払い用QRコードを用意し、利用者がAlipay(アリペイ)アプリを開き、QRコードを読み込む方法です。
アプリさえインストールしていれば簡単に決済することができます。
Alipay(アリペイ)が注目されている理由
Alipay(アリペイ)が注目されている理由は、中国の決済市場に関係しています。
中国では、スマホユーザーのほとんどがモバイル決済を毎日利用しています。
引用元:中国におけるキャッシュレス化の現状と課題〜O2Oマーケティングの可能性〜(https://www.erina.or.jp/wp-content/uploads/2019/02/se14620_tssc.pdf)
中国からの訪日外国人観光客が増加するなか、Alipay(アリペイ)を導入し、モバイル決済に対応することが売り上げに直結すると言っても過言ではないでしょう。
Alipay(アリペイ)の導入方法
Alipay(アリペイ)は中国のサービスなので、導入したいけどやり方が分からないという方も多いですよね。
Alipay(アリペイ)を導入する方法を2つあります。
導入方法1. Alipay(アリペイ)のホームページから加盟店申込み
1つ目は、Alipay(アリペイ)から加盟店として申し込みをする方法です。
以下の手順から導入することができます。
- ホームページからWeb申し込み
- 必要書類の記入
- 審査
- 登録完了の連絡
Alipay(アリペイ)のホームページから申込み、必要書類の記入して提出し、審査が通ればAlipay(アリペイ)加盟店としてサービスを導入することが可能です。
導入にかかる費用は、初期費用・月額費用は0円、決済手数料が3.5%となっています。
導入方法2. Alipay(アリペイ)に対応した国内の決済サービスを利用する
2つ目の方法は、Alipay(アリペイ)に対応した決済サービスを利用する方法です。
Alipay(アリペイ)以外の決済サービスにも対応したいという方は、以下の決済サービスを利用すると良いです。
- リクルート:モバイル決済 for Airレジ
- Origami:Origami Pay
- ソフトバンク:Payment Service
アリペイのホームページから加盟店として申し込むよりも手数料がお得だったりその他サービスが充実していたりしますので、導入前に比較してみると良いですね。
Alipay(アリペイ)導入実績の企業
それでは実際に、Alipay(アリペイ)を導入し、売り上げを伸ばしている成功事例の企業をご紹介します。
導入企業1.マツモトキヨシ
引用元:マツモトキヨシ 公式ホームページ(https://www.matsukiyo.co.jp/store/online)
マツモトキヨシホールディングスはグループ全店でAlipay(アリペイ)の導入しています。
店舗に訪れるインバウンド客の半数以上が中国が占めており、Alipay(アリペイ)の導入により、利便性の向上とさらなる集客につなげることに成功しています。
導入企業2.吉野家
引用元:吉野家 ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E9%87%8E%E5%AE%B6)
2019年9月時点で、国内の吉野家店舗1,182 店舗にてAlipay(アリペイ)の導入しています。
交通系電子マネーによる決済サービスの導入を既に開始していましたが、利便性をさらに向上させるため、Alipay(アリペイ)の導入に至っています。
導入企業3.ドン・キホーテ
引用元:ドン・キホーテ 公式ホームページ(https://www.donki.com/official-character/profile.php)
ドン・キホーテでは、2015年にAlipay(アリペイ)をいち早く導入し、訪日中国人客の集客に成功しています。
「来店してもらう重要なポイントのひとつは利便性」としてAlipay(アリペイ)だけでなく、テンセント社のWeChatPay(ウィチャットペイ)も導入しています。
導入企業4.ビックカメラ
引用元:株式会社ビックカメラ 公式ホームページ(https://www.biccamera.co.jp/bicgroup/index.html)
ビックカメラでは、2015年12月よりAlipay(アリペイ)を導入しています。
アリペイユーザーにはクーポンの配信を実施するなどして、月間 1 万人を超える訪日中国人客に利用されています。
導入企業5.無印良品
引用元:良品計画 – Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%89%AF%E5%93%81%E8%A8%88%E7%94%BB)
無印良品では、2017年1月よりAlipay(アリペイ)を導入開始しています。
訪日外国人客が多く、なかでも大きな割合を占める中国人客のショッピング利便性を向上させることに成功しています。
中国客を取り入れるならAlipay(アリペイ)を導入すべき!
Alipay(アリペイ)は、世界最大級のモバイル決済サービスです。
中国では、モバイル決済が日常的に利用されているため、Alipay(アリペイ)を導入し、モバイル決済に対応することは、売り上げを伸ばすために必須を言えますね。
導入方法は、Alipay(アリペイ)公式ホームページから申し込みをするか、国内のAlipay(アリペイ)に対応した決済サービスを申し込むだけで簡単に導入することができます。
実際、マツモトキヨシやドン・キホーテなどの大手企業は続々導入しており、売り上げを伸ばしています。
もし、中国客からの売り上げを伸ばしたいとお考えの方は一度検討してみてはいかがでしょうか。