水際対策緩和で訪日客100万人突破!月・年別データ比較と今後の予測

2022年10月から入国規制緩和が実施されたことで、インバウンド(訪日外国人観光客)の人数が100万人を突破しました。

そのため、これまでインバウンドに関わってきた人・これから携わろうとしている人にとって、客足増加に大きく期待しているのではないでしょうか。

そこで今回は、
・コロナ前後の訪日外国人客数の比較
・日本を訪れている国や地域の内訳変化

・各国、地域別の内訳比較
・訪日外国人客数の今後の予測

について解説していきます。

2023年の新たなビジネス戦略を練る際の判断材料としてぜひお役立てください。

年別訪日外客数の推移

ここからは日本政府観光局「JNTO」がまとめたデータを使って、数値の変化について紹介していきます。

まず、訪日外国人客数の推移についてです。2019年がピークの3188万人でしたが、2020年にはコロナの影響を受けて411万人、2021年は24万人と大きく減少していきました。

世界的にみても徐々にコロナの落ち着きを取り戻してきたため、日本政府は1日あたりの入国者数の上限撤退や入国ビザ免除の再開などの水際対策の緩和措置を2022年10月に実施しました。

すると実施直後から大きな効果を表し、2022年12月時点での訪日外国人客数が102万人になったほどの回復をみせています。

各国・地域別の内訳(2019年~2022年)

続いては2019年から2022年を比較し、各国・地域別の変化について解説していきます。

下記グラフは4年間の変化を左から古い順に並べております。数値や国は細かく分からなくても、地域ごとに色分けされたグラフに変化があることが見て取れるはずです。

それでは具体的にどんな変化があったのか、1年ごとに区切って内訳を細かくみていきましょう。

訪日観光客数のピークであった【2019年】

1位:中国(959万人)
2位:韓国(558万人)
3位:台湾(489万人)
4位:香港(229万人)
5位:タイ(131万人)
6位:マレーシア(50万人)
7位:シンガポール(49万人)

全体の70.1%を東アジアが占めており、次いで東南アジア+インドが12.6%、欧米豪・中東が13.5%。その他3.8%となっていました。

訪日者数の最も多かったのは中国で、2位韓国の約2倍の数値を誇っています。

日本国内の水際対策がまだ完全ではない【2020年】

1位:中国(106万人)
2位:韓国(48万人)
3位:台湾(69万人)
4位:香港(34万人)
5位:タイ(21万人)
6位:マレーシア(7万人)
7位:シンガポール(5万人)

全体の63.1%を東アジアが占めており、次いで東南アジア+インドが17.4%、欧米豪・中東が14.7%、その他4.8%となっていました。

各国・地域別の順位は2019年と比較して変化はありません。

水際対策で入国制限が徹底された【2021年】

1位:中国(4.2万人)
2位:韓国(1.8万人)
3位:台湾(5千人)
4位:タイ(2千人)
5位:マレーシア(1千人)
6位:香港(1千人)
7位:シンガポール(8百人)

全体の27.4%を東アジアが占めており、次いで東南アジア+インドが21.0%、欧米豪・中東が24.7%、その他26.9%となり、地域別の割合が平均的になっているのが分かります。

各国・地域別の順位は2020年と比較すると、香港が4位⇒6位、タイが5位⇒4位に、マレーシア6位⇒5位と変化していました。

水際対策が大きく緩和された【2022年】

1位:韓国(11.8万人)
2位:中国(11.3万人)
3位:タイ(2.8万人)
4位:台湾(2.6千人)
5位:マレーシア(1.1万人)
6位:シンガポール(1万人)
7位:香港(8.7百人)

全体の37.2%が東南アジア+インドが占めており、次いで東アジアが25.9%、欧米豪・中東が18.2%、その他18.7%となっていました。

各国・地域別の順位はこれまで中国が圧倒的1位を獲得していましたが、2022年には韓国が上回り、タイからの旅行者も増加しています。

コロナ前後の比較【2019年⇒2022年】

2019年と2022年の比較をしてみると東アジアの割合が約1/3に減少、東南アジア+インドが約3倍に増加、その他は5倍の増加と大きな変化が見られました。

今後の訪日外国人客数の予測

先ほど、インバウンド(訪日外国人観光客)の人数が100万人を突破したとお伝えしましたが、規制緩和がこのまま継続的に進めば、確実に訪日客数も大きく増加していくと予想されます。コロナ以前のようなにぎわいをみせてくれるのも近いかもしれません。

その理由は円安によって日本旅行が割安感を実感しやすいこと、子供連れでも安心して旅行ができる治安の良さ、豊富な食体験などたくさんの魅力が揃っているためです。

日本人にとって当たり前のことでも、世界から見た日本への魅力は大きく異なります。外国人にとってどういった点が魅力と感じているのか詳しく知りたい方は、下記の記事もぜひご覧ください。

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まとめ

今回は、コロナ前後の訪日外国人観光客の変化や今後の予測についてお伝えいたしました。

外国人観光客は確実に回復してきており、一部のエリアでは以前のようなにぎわいを取り戻しているところもあります。

にぎわいが戻ることを期待できるとはいえ、「人手不足」「多言語の接客対応準備」「外国人客向けメニューの開発」「宗教対応メニューの開発」「予約フォームやメニューの多言語表記」など、多くの課題に悩む企業・個人の方も少なくないはずです。

訪日客数も回復傾向にあるとはいえ、まだピークの数十分の1という水準です。
そのためにも今できる対策から少しずつ始め、一歩ずつ確実に準備を整えていきましょう。

本年もインバウンドプロを訪れて頂きありがとうございました。
来年も皆様の期待に応えられるようサービス・コンテンツを充実していきますので
インバウンドプロをどうぞよろしくお願い致します。

出典:日本政府観光局「JNTO」

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