訪日外国観光客は毎年増加し続けており、ショッピング、人気の観光スポットや飲食店に足を運ぶため、東京や大阪など大都市だけが賑わうというのはひと昔前の話となりました。現在では日本の文化や田舎生活体験ができるとして、人口が少ない地方まで多くの観光客が集まっています。
そのため地方自治体や数多くの企業はインバウンド対策を行う上で、コミュニケーションが取れる多言語人材を求めている人が多くいます。その中でも世界共通語である英語は必須のスキルです。
- 「インバウンド事業でこれから集客や売上を伸ばしていきたい方」
- 「国内市場の低下から訪日外国人観光客へとターゲットを切り替えていきたい方」
- 「地元の活性化をもっと進めて行きたい方」
にとって「接客+英会話」ができる人材を採用するのは困難で、頭を抱える課題となっています。
特に地方では英語人材を探すことが難しいため、採用よりも英語ができる人材を自社で育てていく方が早い場合もあるでしょう。その際の勉強方法が、自宅でも職場でもどこでも学習できる「オンライン英会話レッスン」です。
英会話レッスンは「個人的に学び友人との会話を楽しんだり、就職や仕事で役立たせるために勉強するもの」と考えがちです。しかし実は「企業や現場の課題・目的に沿って、会社全体でおもてなし英会話術を学ぶ法人向けのサービス」も数多く存在します。
そこでこの記事では「観光・ホテル・小売店・案内所などの接客業界」で、「個人・法人向けにオンラインで英語が学べるサービス」を紹介していきます。社員に英語人材がいることでどのようなメリットがあり、どのようなシーンで英会話が必要なのかについても合わせて解説します。ビジネスで使える英語を学び、アフターコロナで集客や売上を伸ばしていきましょう。
- 自社で英語人材を育てていきたいと考えている経営者
- 企業の人事や研修担当者
- 訪日外国人観光客に関わる仕事に就きたい人
- オリンピックなどの国際イベントやガイドのボランティアをしたい人
- 海外の友人や家族など訪日する際おもてなしをしたい人
- キャリアアップをしたい人
目次
英語の需要が拡大するワケ
英語を日本語に翻訳できるアプリやAI技術搭載の翻訳機などの便利ツールが世の中には数多く存在しているものの、実際に英会話ができる人材需要はさらに高まってきています。その理由について2つ紹介していきます。
英語需要の拡大理由①インバウンドの増加
上記のグラフを見てわかるとおり、訪日外国人旅行者数は右肩上がりで、2019年には3,188万人の人が日本を訪れています。そして日本政府は2030年には6,000万人の旅行者数を目指しています。このように訪日外国人旅行者数が毎年増加している理由には、日本政府によるビザの緩和や出入国管理体制の充実など改革を行っていることも大きな要因となっています。
英語需要の拡大理由②東京オリンピックや大阪万博などの国際イベント
新型コロナウイルス感染症によって、2020年から2021年日程変更となった「東京オリンピック・パラリンピック」での英語需要は非常に高いと言えます。その他にも、2021年5月に関西で行われる「ワールドマスターズゲームズ」のスポーツ大会、2025年には東京オリンピックより経済効果が高いと言われる「大阪万博」など多くの国際イベントが日本で開催される予定です。
このように旅行者だけでなくさまざまな国際イベントも加わることで、数多くの国・地域から観光客が訪れ、さらなる多言語対応は必要となっていきます。年間で見れば中国人、台湾人、香港人など中国語を使う国・地域の旅行者が圧倒的に多いため、中国語対策をとることは重要なことです。しかし世界で通用する言語の英語を活用する方が、幅広い国・地域の人々へ理解できることから、英語需要はさらに高まっていくと言えるでしょう。
自社に英会話ができる人材がいる重要性とは
自社が運営する施設やお店に英語ができる人材がいることで、集客や売上アップにつながるなど多くのメリットがあります。具体的に英語が話せることで自社へのプラスは何か、重要性を5つ紹介していきます。
英語人材の需要性①コミュニケーションがとれ、観光客の満足度アップ
観光庁が『訪日旅行中の困ったこと・場所』について、日本国内の主要空港にて「全ての国・地域、男女、年齢問わず訪日外国人客」を対象に3,225人にアンケート調査を実施しました。旅行中に困ったことで最も多かったのは、「施設等のスタッフとのコミュニケーションがとれない(32.9%)」「無料公衆無線LAN環境(21.2%)」「多言語表示の少なさ・わかりにくさ(観光案内版・地図等)(21.8%)」となっています。
さらにその中でも「飲食店(28.5%)」を利用中に困ったと回答した人が最も多く、次いで「鉄道駅(17.4%)」「小売店(16.2%)」「城郭・神社・仏閣(9.8%)」「宿泊施設(5.4%)」となっています。つまりコミュニケーションがとれる・伝わることで訪日外国人観光客の不満点が少なくなり、安心感や満足度のアップだけでなく、リピーターへと繋がるきっかけにもなるのです。
参考:観光庁「訪日外国人旅行者の受入環境整備における国内の多言語対応に関するアンケート」結果
英語人材の需要性②余裕があるため笑顔で接客できる
訪日外国人客対応では飲食店、宿泊施設、小売店などあらゆるシーンでの接客が必須です。「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」のあいさつをはじめ、注文に必要なことや質問に答えるなど、接客時のコミュニケーションは欠かすことが出来ません。
お店や施設が混雑していれば日本人を接客することでさえ大変なことは多々ありますが、日本語が通じない訪日外国人客を相手にする場合はさらに神経を使ってしまうものです。カタコト・ゆっくりだとしても世界の共通語である英語で話せるスキルがあれば少しは余裕が出て、笑顔で対応することが可能です。
英語人材の需要性③訪日外国人客・売上・知名度の増加
英語人材の需要性①でお話したように、スタッフとのコミュニケーションがとれないことで、不安やストレスへとつながっていきます。訪日旅行中にそれらが解消されればリピーターになってくれることや、知人や友人に話したり、SNSなどで情報発信をしてくれることもあるでしょう。訪日外国人客が増えることで売上増加や、お店・施設の知名度アップにも期待できます。
英語人材の需要性④外国人雇用への抵抗が減少
現在日本では少子高齢化や働き方改革など対策を行っていても、数多くの業種や職種で深刻な人材不足に悩んでいる中小企業が多いのが現状です。特に地方では人材不足によって会社やお店・施設を存続できず、廃業・倒産せざるを得ない企業も増えてきています。
その解消のカギとなるのは外国人労働者を採用することです。外国人労働者で日本語の理解と合わせて英語を話せる人材がいれば、会社を存続させることが可能です。さらにマネジメントやスタッフの育成がうまくできれば、多くの労働者を新たに採用することもできます。
「意思疎通が難しい外国人の採用は困難だ」と考える方も多いですが、即戦力となる日本語力や接客技術を身につけている外国人労働者は多くいるのも事実です。国が違えば文化や考え方が違うため、自社業務の効率化を図るなど、新しいアイデアが生まれるなどのメリットもあることでしょう。
英語人材の需要性⑤英語での情報発信が可能
訪日外国人が旅行先を決めるための情報収集方法はテレビ・旅行雑誌・口コミなどさまざまですが、その中でもWebサイトやSNSから情報収集する人が多くいます。そのため自社が運営するSNSやWebサイトで英語で発信を行えば、世界中の人に見てもらえる可能性は広がり、拡散によってさらに多くの人へと情報が広がって行くことも可能です。
SNSやWebサイトでの発信には英語やマーケティングなど高いスキルが必要になる媒体ももちろんあります。しかしネイティブが話す文法や単語が多少間違っていたとしても、商品・施設・スポットの魅力が伝わればそれだけで大きな集客・宣伝効果となるのです。
インバウンド対策で英語が求められるシーンとは
インバウンド対策には無料のWi-Fi設置、キャッシュレス化、免税手続きなどさまざまな方法がありますが、その中でも一番重要と言えるのが多言語化への対応です。多言語化対応するためにはコストや時間がかかるため、まずは英語から始める方も多いでしょう。日本を訪れる外国人観光客への対応は、どのようなシーンで必要なのか見ていきましょう。
インバウンド対応で必要な3つの英語対応
インバウンド対応を行う上で接客、つまり話しかけることは欠かせません。そのための必要な英語対応は「説明をするため」「手助けをするため」「おもてなしをするため」と大きく3つに分けられます。
■1.「説明をするため」
訪日外国人客にとって飲食店での注文時や施設の利用方法など、商品やサービスの説明を受けなければ理解できないことが多々あります。訪日外国人観光客に安心して満足して過ごしてもらえるためには、「説明をするため」の英語力が必要です。
■2.「手助けをするため」
見知らぬ土地・異なる文化や習慣が異なることで、注文の仕方・買い方・食べ方・目的地までの行き方など戸惑う外国人客は多いです。何に困っているのかどのようにしてもらいたいのか見抜くことで、「手助けをするため」の対応ができます。
■3.「おもてなしをするため」
「目配り・気配り・心配り」を行う日本のおもてなしは独特の文化なので、訪日外国人客が「また来たい」「楽しかった」「素晴らしい」など喜んでもらうことができます。旅行先で不満が多ければクレームに繋がったり、次回訪日した際に他店・他社への乗り換えになってしまうこととなります。「おもてなしをするため」の英語対応によって満足・感動と期待を上回ることができれば、ファンとなりリピーターや家族・友人に紹介して集客へとつなげることが可能です。
インバウンド対応が必要な具体的なシーン
上記のグラフは観光庁が訪日外国人へ日本滞在中にしたことについてアンケートを行った結果です。全体の95.8%の人が「日本食を食べること」と回答しており、次いで「ショッピング(85.1%)」「繁華街の街歩き(74.4%)」「自然・景勝地観光(65.5%)」「日本の酒を飲むこと(45.2%)」の順で多くなっていることが分かります。
つまりインバウンド対応が必要な具体的なシーンは飲食店、買物場所、観光地の施設などで需要が高いと言えます。その他の英語対応が必要なシーンは下記があげられます。
≪英語対応が必要な具体的なシーン≫
・入国手続き
・小売店
・宿泊施設
・公共交通機関
・タクシー
・道案内
・免税カウンター
・イベント会場
・予約や手配におけるコールセンター
・病気やケガでの医療機関
・Wi-FiレンタルやSIM購入
・ATMや両替所 など
「WebマーケティングやWeb集客など、飲食店を含めたインバウンド対策を依頼したい方」は、下記の記事もぜひご覧ください。
▶飲食店も対象の優良インバウンド対策会社5社をプロが厳選!【2020年版】
訪日外国人観光客「接客業」向け!オンライン英会話サービス会社6選
英会話スクールは日本全国に数多く存在します。今回は観光施設や宿泊施設など外国人観光客対応の「接客業の方向け」に、自宅やオフィス等どこでも受講できる「オンラインレッスン」を行っている会社を6選紹介していきます。
1番目の「おもてなし英語」は個人向けのみのサービスですが、2~6番目のサービスは個人・法人の両方に向いています。法人向けのサービスでは企業の課題や目的を明確にし、現場で戦力となるような効果的な学習法が用意されているプランです。ご自身・自社に必要なサービスを探してみましょう。
- 訪日外国人のコミュニケーションのために作られた「おもてなし英会話」
- 各業界・さまざまなシーンの実践的な英語を学べる「Bizmates」
- 24時間いつでも学べる「EFイングリッシュライブ」
- 学生~社会人までコースの幅が広い「産経オンライン英会話Plus」
- 自社の課題・目的・ゴールから最適プランを提案する「イーオン法人研修プログラム」
- ビジネスで使うための明確な効果を目指す「リンゲージスピークfor Corporations」
1.訪日外国人のコミュニケーションのために作られた「おもてなし英会話」
・英語での接客に特化したコース
・受講生が話す機会を増やすことで、スキルを身につけやすくする
・基礎を学び、ブラッシュアップで自分のものにする
英語での接客に特化したコース
コースの一つにある「おもてなし英会話® 入門」では、訪日外国人客にの視点で開発しており、独自のカリキュラムによって作成されているのが特徴です。道案内から飲食店での接客など、実際に訪日外国人客が遭遇した体験から、おもてなしのためのコミュニケーション英会話を学ぶことができます。
受講生が話す機会を増やすことで、スキルを身につけやすくする
おもてなし英会話はマンツーマンのオンラインレッスンで、話す割合は受講生・講師は7対3となっています。英会話においてシャイで自ら話すことが少なくなってしまう日本人にぴったりなカリキュラムになっています。
基礎を学び、ブラッシュアップで自分のものにする
訪日外国人客に向けたおもてなし英会話の基礎を学べる「おもてなし英会話®入門コース」では下記に記載しているように、職業別にコースを選択できます。さらに学習したことを「CONVERSATIONコース」で講師に外国人観光客役になってもらい、ブラッシュアップに活用することが可能です。
≪接客コースの詳細≫
・基礎編
・レストラン・バー編
・ホテル編
・小売店編
・アパレル店編
・案内所受付編
■概要■
サービス名 | おもてなし英会話 |
運営会社名 | 全研本社株式会社 |
サイトURL | https://www.omotenashi-ls.jp/ |
コースURL | https://www.omotenashi-ls.jp/curriculum/ |
無料体験レッスン | あり(マンツーマンレッスン2回) |
料金プラン | ≪おもてなし英会話® 入門!コース≫ 5,000円(税別):25分×10回/2ヵ月 ≪CONVERSATIONコース≫ 8,000円(税別):25分×30回/1ヵ月 |
料金プランURL | https://www.omotenashi-ls.jp/price/ |
教材 | 無料:オリジナル教材 |
2.各業界・さまざまなシーンの実践的な英語を学べる「Bizmates」
・ビジネス経験がある1,500名以上の講師による適切なフィードバック
・自信をつけ、モチベーションを維持できる学習法
・初級者~上級者に加え、採用面接やマネジメント英語まで
ビジネス経験がある1,500名以上の講師による適切なフィードバック
他社のオンライン英会話は英会話を教えるプロではあるものの、これまでの社会経験が英語講師だけということはよくあります。一方でBizmates(ビズメイツ)は初心者~上級者レベルで業界別のあらゆるシーンに対応できるよう、ビジネス経験に加えMBAや博士合保持者の講師が1,500名以上も在籍しています。そのため業務経験の内容から講師を選択することが可能です。
英語を話すことではなく、英語で仕事をするために「正しい英語を話す」+「適切な英語を話す」観点から、適切なフィードバックを行っているのが特徴です。日常会話を話せるレベルではなく、ビジネスシーンで役立つ英語を学びたい方におすすめです。
自信をつけ、モチベーションを維持できる学習法
英語学習をしていく中で自分の成長具合がよく分からず、学習中不安に思う人も少なくありません。そのためレベルアップ・ランクアップという目に見える形で学習していくことで楽しさを感じ、モチベーションを保ち続けていくことができます。
初級者~上級者に加え、採用面接やマネジメント英語まで
受講生のレベルに合わせて無料のオリジナル教材を用いりながら、4つのレッスンタイプからコースを選択できます。中学生で学習する単語を使った初心者レベル、ネイティブ並みの英会話スキルを既に持っている人、マネジメントや採用面接に必要な英語スキルが必要な人まで幅広く対応が可能です。
≪接客コースの詳細≫
ホテル
レストラン
ショップ
異文化対応
電話応対
Eメールライティング
マネジメント
■概要■
サービス名 | Bizmates(ビズメイツ) |
運営会社名 | ビズメイツ株式会社 |
サイトURL | 個人向け https://www.bizmates.jp/ 法人向け https://www.bizmates.jp/corp/ |
コースURL | https://www.bizmates.jp/4lesson-type/ |
体験レッスン | 無料:あり(1回) |
料金プラン | ≪毎日25プラン分≫ 1レッスン:25分/390円、月額12,000円 ≪毎日50分プラン≫ 1レッスン:25分×2回/290円、月額18,000円 ≪法人向け≫ 要問合せ |
料金プランURL | https://www.bizmates.jp/price/ |
教材 | 無料:オリジナル教材 |
3.24時間いつでも学べる「EFイングリッシュライブ」
・24時間好きな時間に受講できる
・実績50年、海外進出留学ナンバー1の会社
・全17業種の職業別のコース
24時間好きな時間に受講できる
ネイティブ講師によるオンライン英会話で授業を行いフィードバックを得ながら、旅行・観光業界で実践的に使えるおもてなしの英語力を「読む・聞く・話す・書く」の4技能学習をしていきます。スマートフォン、パソコン、タブレットなどさまざまなデバイスから、前日前までに24時間好きな時間に英会話レッスンを受けることが可能なため、朝早く・夜遅くまで仕事で忙しい方におすすめです。
実績50年、海外進出留学ナンバー1の会社
EFイングリッシュライブは1996年から約25年間オンライン英会話学習を手掛け、当時珍しかった24時間オンライン英会話ができるスクールの先駆けとしてきました。留学事業、語学学校、MBAスクールなど教育をする会社として114の国と地域で展開し、1965年から55年以上にわたる教育実績をもっています。オンライン英会話は日本国内だけでなく、これまで世界2,000万人以上の人が受講した実績があります。
全17業種の職業別のコース
初心者から上級者まで対応しているため、レベルに合わせて英会話学習ができます。また日常英会話をはじめとして、全17業種の職業別英語コース、旅行英語、ビジネス英語、TOEIC対策・TOEFL対策などのシーン別にコースが分かれているため、実践で使える英語を集中的に学ぶことが可能です。
≪接客コースの詳細≫
・旅行
・観光
・ホテル
・ホスピタリティ業界
・銀行、金融
・医療、薬学
■概要■
サービス名 | EF English Live(EFイングリッシュライブ) |
運営会社名 | イングリッシュライブ株式会社 |
サイトURL | 個人向け https://englishlive.ef.com/ja-jp/ 法人向け https://englishlive.ef.com/ja-jp/corporate-packages/ |
コースURL | https://englishlive.ef.com/ja-jp/study-plans-and-prices/ |
体験レッスン | 無料:あり(マンツーマンレッスン1回+グループレッスン3回/1週間) |
料金プラン | ≪月額8,100円(税別)プラン≫ マンツーマン:月8回/20分、グループ:月30回/45分、ネイティブ講師による 英文添削、フィードバックと成果確認、英語レベル診断テスト、オンライン教材 ≪法人向け≫ 要問合せ |
料金プランURL | https://englishlive.ef.com/ja-jp/study-plans-and-prices/ |
教材 | 無料:オリジナル教材 |
4.学生~社会人までコースの幅が広い「産経オンライン英会話Plus」
・受講回数は1日最大4レッスンまで受講可能
・英語と中国語の両方を学べる
・学生から社会人、ビジネスシーンまで対応した幅広いコース
受講回数は1日最大4レッスンまで受講可能
ビジネスマンは学習することよりも仕事を行うことがまず優先となり、忙しい日は英語学習する時間を作ることが難しいこともあります。産経オンライン英会話Plusでは1日最大4レッスンまで受講することができるため、仕事が早く終わるときや休みの日などまとめて受講できるのが特徴です。
英語と中国語の両方を学べる
世界一訪日者数が多い国は中国で、中国語を話す国・地域は中国だけでなく、台湾や香港など数多くの旅行者が訪れています。そのため英語と中国語の両方を学べるコースが用意されているため、2言語の学習を両立して学びたい人におすすめです。
学生から社会人、ビジネスシーンまで対応した幅広いコース
個人プランでは通常1日レッスン、法人では4レッスンまでとなっています。忙しい社会人にとって週末だけ・1ヵ月だけなど短期集中学習をするために、月あたり受講できる回数・1日当たりの予約を増やせるカスタマイズプランが用意されています。
コースは日常会話や海外進出旅行英語の「基礎」から、出張・商談・プレゼンテーション・社内メール・電話等のコミュニケーションの「ビジネス英語」、TOEICなどの「各種英語試験対策」、「留学前の準備」、「大学入試」向けがあります。学生から社会人まで利用できるので、親子で目的に合わせたコースを選択するのも良さそうです。
≪接客コースの詳細≫
・小売店
・レストラン
・鉄道
・タクシー
・郵便局
■概要■
サービス名 | 産経オンライン英会話Plus |
運営会社名 | 産経ヒューマンラーニング株式会社 |
サイトURL | 個人向け https://human.sankei.co.jp/ 法人向け https://human.sankei.co.jp/biz |
コースURL | https://human.sankei.co.jp/textbook/occupation-conversation |
無料体験レッスン | あり(1回) |
料金プラン | ≪お試しプラン≫ 1回2,640円(税込):1日1レッスン(1レッスンあたり528円) ≪プラン620≫ 月額6,380円(税込):1日1レッスン(1レッスンあたり205円) ≪プラン1240≫ 月額12,100円(税込):1日2レッスン(1レッスンあたり195円) ≪法人向け≫ 月額4,400円~7,920円(税込):25分×10回~30回/月 |
料金プランURL | 個人向け https://human.sankei.co.jp/price/ 法人向け https://human.sankei.co.jp/biz/price |
教材 | 無料:オリジナル教材 |
5.自社の課題・目的・ゴールから最適プランを提案する「イーオン法人研修プログラム」
・4,000社以上の経験から、自社に最適なプランを提案してもらう
・学習する時間や場所を、自社の都合に合わせて受講できる
・全50業種の職業別コース
4,000社以上の経験から、自社に最適なプランを提案してもらう
イーオン法人研修プログラムではこれまでに4,000社以上の研修実績・経験があることから、目に見える効果や成功事例を数多く蓄積しています。企業の異なる課題・目的・ゴールに合わせて最適なプランを研修アドバイザーが設計し提案してくれるのが特徴です。そのためビジネスパーソンの弱点を克服したい企業や自治体の英語研修におすすめです。
学習する時間や場所を、自社の都合に合わせて受講できる
英会話のレッスンは5つの研修から選ぶことができ、自社の都合に合わせられるのがポイントです。まず自宅などで受講できる「オンライン」、通学する「スクール通学」、自社まで講師が出向く「教師派遣」、法人優待価格にてレッスンが受講できる「自己啓発支援プログラム」、初級から上級まで役立つコンテンツが満載の「eラーニング」があります。
全50業種の職業別コース
「インバウンド対応プラグラム」では50種類と他社にはない幅広い業界に対応し、実際に業務に直結するようなフレーズを学習していきます。
さらに自社教育に繋げるための「英語コミュニケーション育成プログラム」、商談・電話対応・社内コミュニケーションなどの「ビジネス英語スキルプログラム」、赴任予定者や帯同ご家族のための「海外赴任前短期集中プログラム」、資格取得のための「TOEICⓇL&Rテスト対策プログラム」が用意されています。
≪接客コースの詳細≫
・鉄道会社
・ホテル
・タクシー会社
・ショップ店員
・観光案内 など
■概要■
サービス名 | AEON(イーオン)法人研修プログラム |
運営会社名 | 株式会社イーオン |
サイトURL | 法人向け https://corporate.aeonet.co.jp/ 個人向け https://www.aeonet.co.jp/ |
コースURL | https://corporate.aeonet.co.jp/case/ |
無料体験レッスン | 問い合わせ |
料金プラン | ≪個人向け≫ 要問い合わせ ≪法人プラン≫ 研修の目的や人数・予算・受講スタイル・回数など、 企業様の状況に合わせた研修内容をカスタマイズ |
料金プランURL | 要問い合わせ |
教材 | オリジナル教材 |
6.ビジネスで使うための明確な効果を目指す「リンゲージスピークfor Corporations」
・長年の研究と実績に基づいた独自のカリキュラム、効果を最大化
・確実に学習していくか、応用を磨いていくか2種類のレッスン
・受講したい回数やレベルに合わせて、英会話コースを選ぶ
長年の研究と実績に基づいた独自のカリキュラム、効果を最大化
リンゲージは40年以上にわたり、数多くの日本企業に語学研修を行ってきた経験があります。個人向けの英会話学校やオンラインレッスンと異なるのは、ビジネスで戦略となる効果を求められてきたことです。そのため「量×質=効果」を計算した上でニーズに沿った独自のカリキュラムを用意しています。
確実に学習していくか、応用を磨いていくか2種類のレッスン
講座は「カリキュラム型レッスン」と「英会話型レッスン」の2種類に分けられます。カリキュラム型レッスンは実用レベルのコミュニケーションを発揮させるかということを課題に、テストやカリキュラムを確実に進めていきます。一方で英会話型レッスンは、気軽に英語でのフリートークを楽しみながら会話力を磨いていくことが可能です。
受講したい回数やレベルに合わせて、英会話コースを選ぶ
訪日外国人観光客とのコミュニケーションを円滑にするためのコースが2パターン、下記6種類の職種の英会話学習が用意され、いずれも初心者~中級者向けとなっています。「おもてなし英会話 入門!コース」では日本語の多用したテキストで基礎などインプットを中心に行い、「おもてなし英会話コース」では応用などを加えたアウトプットを中心にビジネススピーキングスキルを増やしていきます。
≪接客コースの詳細≫
・基礎編
・レストラン・バー編(カジュアル~高級まで)
・ホテル編
・小売店編
・アパレル編
・案内所受付編
■概要■
サービス名 | リンゲージスピークfor Corporations |
運営会社名 | 全研本社株式会社 |
サイトURL | https://www.linguage.jp/lss/corporations/index.html |
コースURL | https://www.linguage.jp/lss/about.html |
無料体験レッスン | あり(2回) |
料金プラン | ≪入門ビジネス英会話(TOEIC250~395)≫ ≪初級ビジネス英会話(TOEIC400~495)≫ ≪中級ビジネス英会話(TOEIC500~595)≫ ≪中上級ビジネス英会話(TOEIC600~800)≫ 全プラン37,000円(税別):25分×38回/4ヵ月間 |
料金プランURL | https://www.linguage.jp/lss/price.html |
教材 | 無料:オリジナル教材 |
今回ご紹介した6つのサービス会社以外にもオンライン英会話サービスは数多く存在するので、「結局どれを利用すればいいのか分からない」という悩みを持つ方も多くいます。
そんな方にはオンライン英会話を実際に体験した人の口コミ・評判をまとめたサイト『英語学習広場』で判断するのも良いでしょう。
出典:▶オンライン英会話の口コミ・評判サイト『英語学習広場』はこちら◀
和製英語は通じないため、誤った認識に注意が必要
訪日外国人客だけでなく、商談やプレゼンテーションなどビジネスシーンに対応する人は気をつけておかなければならないのは、和製英語です。和製英語は日本で作られた英語に似ている言葉で、海外では通じない独特な言葉から「Japanese English」とも呼ばれています。
英語だと思って何気なく使った和製英語によって「意味が通じない」「カタカナ英語で伝わらない」ことは多々あり、「全く違う意味で伝わる」ことでトラブルになってしまうケースもあります。本記事でも何度も登場している「インバウンド」は、日本国内では「訪日外国人」という意味で用いられています。しかし本来の「Inbound」の意味では「内向きに入ってくる」という意味なので、「観光客」の意味が含まれていないということです。
その他にも英語と勘違いしやすい和製英語は下記があげられます。
- フロント → Front desk/Reception desk
(フロントだけでは「最前席、正面」という意味になる) - クローク → A cloakroom
(ホテルや施設などで荷物を預かる場所。cloakは袖なしのマントの意味) - エアコン → An air-conditioner
(エアコンは日本語を言いやすくするための短縮形) - コンセント → Outlet/Socket
(宿泊先や空港などで聞かれるシーンが多い) - ペットボトル → Plastic bottle
(ビニール袋も同じようにPlastic bagとなる) - ガソリンスタンド → A gas station
(ガスコンロで使うガスが売っている場所でもない) - コインロッカー → Coin-operated locker
(単語が少し長いため、Lockerだけ使うことも多い) - サービス → It’s free
(サービス精神やサービス残業は無償という意味で使われるが、無償/無料はfree) - アルバイト → Part-time job
(「仕事、労働」の意味)
外国語検定で話せる人材を見える化する
インバウンドに関わる飲食店や施設などでは多言語を話せる人、話せない人が混在していることは多々あります。そのため訪日外国人観光客はどの人に質問していいのか悩んでしまうこともあるでしょう。その際に便利なのが一般財団法人みんなの外国語検定協会が行っている「インバウンド接客外国語検定」の合格バッジ/ステッカーです。
この試験に合格するとバッジやステッカーが配布され、外国人観光客にとって安心して来店・質問できる店舗として他店と差別化することができます。現在の対応言語は英語と中国語、いくつかの業種から選択して受講できます。
こちらから試験の詳細を確認することができます。
一般財団法人みんなの外国語検定協会「インバウンド接客外国語検定」
おもてなしのための英会話で、レベル高い接客対応をしていこう
この記事では英語学習の重要性や、「観光・ホテル・小売店・案内所などの接客業界向け」で学べる、オンライン英会話サービス会社について紹介しました。
英語で接客できる人材がいるかどうかで、お店や施設での集客や売上を左右するほど重要なインバウンド対策と言えます。日本独特のおもてなし精神に英語対応がプラスされれば訪日外国人観光客の満足度は高めていけるため、英会話はビジネスを行う上で重要なスキルとなっています。
目的もなくただ英語を学ぶというのではなく、仕事につながるような「接客向け」の英会話スキルを効率よく学習し、おもてなしの場で大いに役立てていきましょう。
今すぐできるインバウンド対策で、海外旅行へ行く際にも役立つのが「翻訳カメラ」です。「スマートフォンにあるカメラでかざすだけで、翻訳してくれる便利なアプリ」について詳しく知りたい方は、下記の記事もぜひご覧ください。
▶かざすだけで自動翻訳される「翻訳カメラ」とは?人気アプリ4選も紹介