PDF翻訳できるサービス3選!大きいサイズの対処法までを紹介

「PDFの文書を翻訳したいけどやり方が分からなくて困っている」という方も多いのではないでしょうか。

今回はPDFファイルを翻訳できるサービスを3つご紹介します。

各サービスの対応言語数、翻訳精度、実際の使い方までを画像付きで丁寧に解説します。

最後には、大きいサイズのファイルを翻訳するための裏ワザと印刷する際の注意点まで紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

PDFなどのファイルを翻訳できるサービス3選

PDFなどのファイルを翻訳できるサービスは以下の3つです。

  1. Google翻訳
  2. DocTranslator
  3. So-net翻訳

各翻訳サービスでは、翻訳精度の検証のために以下のPDFファイル使用することとします。

翻訳したい文章

This is a test.Verifying translation accuracy

1.Google翻訳

対応言語数 104言語(英語、中国語、韓国語有)
翻訳精度 ★★★★★
サイトURL https://translate.google.com/?hl=ja

Google翻訳はグーグル社が提供している翻訳サービスです。

翻訳可能な言語数は104言語と多く、マイナー言語にも対応できます。

ファイル翻訳では、「doc、.docx、.odf、.pdf、.ppt、.pptx、.ps、.rtf、.txt、.xls、または .xlsx」と様々なファイル形式に対応しています。

「Google翻訳」PDFファイル翻訳の使い方

サイトを開き、ファイル翻訳する場合は「ドキュメント」をクリックします。

「パソコンを参照」をクリックし、翻訳したいファイルを選択します。

アップロード完了後、「翻訳」をクリックすると翻訳されます。

翻訳された文章が表示されました。

翻訳したい文章

This is a test.Verifying translation accuracy

翻訳された文章

これはテストです。

翻訳の精度を検証します。

さすがGoogle翻訳ですね。

翻訳スピードも早く、翻訳精度も高い結果となりました。

「Google翻訳」PDFファイルが大きいサイズの場合

Google翻訳では、翻訳可能なファイルサイズが1MB以内に設定されています。

そのため、1MB以上のファイルをアップロードするとエラーメッセージが表示され、翻訳することができませんので注意してください。

翻訳したい場合は、ファイルを分割する必要があります。

2.DocTranslator

対応言語数 104言語(英語、中国語、韓国語有)
翻訳精度 ★★★★★
サイトURL https://www.onlinedoctranslator.com/ja/

DocTranslatorはGoogle翻訳の翻訳エンジンを使用した翻訳サービスです。

登録もインストールも不要でサイトを開くだけで利用することができます。世界中から利用されており、2010年以来翻訳された文書の数は3,800万件以上です。

ファイル翻訳では、「.doc、.docx、.ppt、.pptx、.xls、.xlsx、.odt、.ods、.odp、.pdf、.srt、.txt」と主要オフィス文書フォーマットはすべて対応可能です。

「DocTranslator」PDFファイル翻訳の使い方

サイトを開き、「今、翻訳する」をクリックします。

翻訳したいファイルを画面にドラッグ&ドロップ、またはアップロードします。

下にスクロールすると、ファイルの言語を自動で読み取り、翻訳したい言語を選択することができます。

選択後、「翻訳する」をクリックすると翻訳されます。

翻訳完了すると、ダウンロード画面に遷移し、「翻訳された文書をダウンロード」をクリックすることで翻訳されたファイルをダウンロードすることができます。

翻訳したい文章

This is a test.Verifying translation accuracy

翻訳された文章

これはテストです。

翻訳の精度を確認します。

Google翻訳と同じ結果にはなりませんでしたが、意味は通じる翻訳結果となりました。

「DocTranslator」PDFファイルが大きいサイズの場合

DocTranslatorでは、翻訳可能なファイルサイズが10MB以内に設定されています。

Google翻訳の10倍の容量を翻訳できるため、大きいサイズのファイルを翻訳したい場合にはおすすめです。

「DocTranslator」では画像などを含めてもレイアウトが崩れない

DocTranslatorは、画像を含めても元のファイル形式と同じレイアウトでダウンロードすることが可能です。

Google翻訳とは違う点でDocTranslatorのメリットです。デザインを重視した資料などの翻訳に使いたい場合など用途によって使い分けると良いですね。

3.So-net翻訳

対応言語数 23言語(英語、中国語、韓国語有)
翻訳精度 ★★★★★
サイトURL https://translate.so-net.ne.jp/#attention2

So-net翻訳はソニー社が提供している翻訳サービスです。

翻訳可能な文字数は500文字のため、長文の翻訳がしたい方には向いていないです。

So-net翻訳のファイル翻訳では、「.docx、.xlsx、.pptx、.html、.pdf、.csv」のファイル形成に対応しています。

「So-net翻訳」PDFファイル翻訳の使い方

サイトを開き、「アップロート」の文字をクリックし、翻訳したいファイルをアップロードします。

ファイルアップロード後、翻訳言語を選択し「翻訳スタート」をクリックすると翻訳されます。

翻訳結果は、「並列ビュー」か「プレビュー」と表示方法を選択することができます。

※並列ビューの場合

※プレビューの場合

翻訳したい文章

This is a test.

Verifying translation accuracy

翻訳された文章

これはテストです。

翻訳の精度を検証。

表示方法を選択でき、かつ翻訳された文章について提案もしてくれるので、初めて使う方にも使いやすい印象です。

翻訳結果をダウンロードしたい場合は、右上にある「ダウンロード」をクリックすることでダウンロードすることができます。

大きいサイズのPDFファイルを翻訳する裏ワザ

大きいサイズのPDFファイルをオンラインサービスで翻訳する際に容量オーバーで翻訳できないことがありますよね。

分割すれば翻訳することはできますが、いちいち分割するのも面倒です。

そんな時はグーグルドキュメントを活用することで一度に日本語に翻訳することができます。

手順1.Googleドライブに翻訳したいPDFファイルをアップロード

Googleドライブを開き、マイドライブから「ファイルのアップロード」をクリックして翻訳したいPDFファイルをアップロードします。

手順2.アップロードしたPDFファイルをGoogleドキュメントで開く

アップロードしたPDFファイルを開き、「Googleドキュメントで開く」をクリックします。

手順3.Googleドキュメントのツールで翻訳コピーを作成

Googleドキュメントのツールから「ドキュメントの翻訳機能」をクリックします。

翻訳したい言語を選択し、「翻訳」ボタンをクリックして翻訳コピーを作成します。

※今回は日本語を選択しています。

手順4.翻訳完了

翻訳後は「ファイル」→「ダウンロード」でファイル形式を選択してダウンロードすることができます。

翻訳後に印刷する際の注意点

翻訳した文章を印刷する際、図式のある文書だときちんと印刷されないことがありますよね。

Google翻訳の場合は、すべての箇所をスキャンして印刷するため、グラフなどの図式も合わせて翻訳しようしてしまい、文字の位置情報がズレ、文章と重なって出力されてしまいます。

一方DocTranslatorは、画像を含めても元のファイル形式と同じレイアウトでダウンロードすることが可能です。

デザインを重視した資料などの翻訳に使いたい場合など用途によって使い分けると良いです。

まとめ

以上、PDFファイルを翻訳できるサービスを3つご紹介しました。

翻訳サービスと言えばGoogle翻訳が使いやすく代表的ですが、画像や図式などのデザイン性のある文書を翻訳したい場合は、DocTranslatorがおすすめです。

そのため、用途によって使い分けるようにしましょう。

また、容量の大きいサイズの文書を翻訳したい場合は、Googleドキュメントを活用する方法もありますので、使ってみてくださいね。

しかし、あくまで無料の翻訳サービスですので、翻訳精度の高さが求められる文書についてはプロの翻訳会社に依頼することをおすすめします。