インバウンド向け宿泊施設にオススメのサイトコントローラー10個を比較

ホテルや旅館、ゲストハウスそして民泊まであらゆる宿泊施設が宿泊予約サイトで集客しています。複数の宿泊予約サイトを利用し、在庫調整を手動で行っている宿泊施設にとっては、オーバーブックが発生しないかという心配が尽きません。

しかし、サイトコントローラーを導入すればこの悩みは簡単に解決できるのです。今回は、サイトコントローラーのメリットと選び方、オススメのサイトコントローラー10選をご紹介します。

サイトコントローラーとは?

「サイトコントローラー」は、複数の宿泊予約サイトを横断して一元的に在庫の管理ができるシステムです。英語圏では「チャネルマネージャー」と呼ばれています。

サイトコントローラーの核となる機能は、リアルタイムに宿泊予約サイトから予約情報を収集し、全予約サイトの在庫数を調整することです。

また付加機能として、料金やプラン作成を一元的に管理できる機能を提供している製品もあります。

従来はパソコンにインストールするアプリケーション型でしたが、現在はほとんどのサービスが提供会社のサーバー内で動作するASP(クラウドサービス)として提供されています。

料金は月額制が一般的で、宿泊施設の規模によって変動します。

サイトコントローラーの4つのメリット

オーバーブッキングを回避できる

あらゆる宿泊施設が恐れ、回避しなければならないのがオーバーブッキング(ダブルブッキング)です。

サイトコントローラーがあれば、システムが自動的に連携している全ての予約サイトの在庫数を調整してくれるので、オーバーブックの可能性を限りなく低減できるのです。

リアルタイムの予約台帳として活用できる

サイトコントローラーの予約管理画面は、そのまま予約台帳となります。フロントで予約情報や決済状況をリアルタイムに確認できるので、当日予約のゲストでも迅速なチェックイン対応が可能です。

また、予約データはPMS(ホテル管理システム)に連動できます。PMS側では受け取ったデータを使って部屋割や会計処理を行います。このようにサイトコントローラーは、PMSの一部として機能するのが一般的なのです。

ダイナミックプライシングが簡単

統合型のサイトコントローラーは、サイトコントローラー側で料金を設定して宿泊予約サイトにデータを流すことができます。

部屋やプランをグループ化して一つのカレンダーから料金設定できるので、需給に応じて日々料金を変動させるダイナミックプライシングの運用が簡単です。

統合してデータ分析できる

データ分析機能を搭載しているサイトコントローラーも多くあります。全ての予約サイトから集計した入込状況表や販売分析表などをワンクリックで表示でき、販売戦略をサポートします。

サイトコントローラーの選び方

使いたい予約サイトが対象か確認

サイトコントローラーを選ぶ際に最も重要なことは、対象予約サイトに自社が使っている・使いたい予約サイトが含まれているかということです。

国内予約サイトに強いサイトコントローラー、民泊に特化したサイトコントローラーなどさまざまなので、自社の形態に適した製品を選択する必要があります。

宿泊施設の室数に応じて選択

サイトコントローラーの利用料金は、室数に応じて決まってきます。料金を比較する際は、自社の提供室数の場合の利用料金を確認しましょう。

サポート体制は万全?

在庫管理だけでなく料金やプランも管理しているサイトコントローラーの構造は複雑で、操作を覚えるのは簡単ではありません。

急に担当者が変わって操作方法がわからない場合などに、すぐに質問に答えてくれるサポート電話の体制は重要です。

一度導入すると移行は難しい

サイトコントローラーは一度導入してしまうと、他の製品に移行することは困難です。各社でデータ形式が標準化されておらず、自動移行はできません。

移行する場合は、予約サイトでの販売を停止して手作業でデータを移すことになります。くれぐれも慎重にどのサービスを導入するのか検討してください。

オススメサイトコントローラー1【ねっぱん!サイトコントローラー++】

ねっぱん!サイトコントローラー++

ねっぱん!サイトコントローラー++の特徴

「ねっぱん!サイトコントローラー++」は、株式会社クリップスが運営する国内最大級のサイトコントローラーです。以前は楽天トラベルの利用を条件に無料で提供されていましたが、2019年7月のリニューアルにともない有料化されました。

国内と海外サイトあわせて50以上の宿泊予約プラットフォームに対応しており、あらゆるタイプの宿泊施設で運用できます。また、同社の「ねっぱんイージー会計」をはじめ多くのPMSとも連携可能です。

操作代行サービスなどサポートも充実しているので、パソコン操作が不安な方にもオススメです。

ねっぱん!サイトコントローラー++の利用料金

初期設定料:50,000円
月額利用料:5室以下の施設5,000円、6室以上の施設8,000円

ねっぱん!サイトコントローラー++の対象プラットフォーム

国内サイト

楽天トラベル、じゃらんnet、るるぶトラベル、一休.com、たびらい、ANA Salesなど全39サイト

海外サイト

Agoda、Expedia、Booking.com、Hotels.com、Hostelworld、Airbnbなど全14サイト

自社サイト設置型予約システム

R-with、じゃらんHPDS、DirectIn、OPTIMAなど全18システム

オススメサイトコントローラー2【TEMAIRAZU(手間いらず)】

TEMAIRAZU(手間いらず)

TEMAIRAZU(手間いらず)の特徴

「TEMAIRAZU(手間いらず)」は、手間いらず株式会社が開発・運営する連携サイト数が国内ナンバーワンのASP型サイトコントローラーです。

「Airbnb」や「AsiaYo」と連携するなど民泊マーケットにもいち早く対応し、今後も新しい分野への迅速な対応が期待できます。

既存の顧客層だけでなく、新しいターゲットを積極的に開拓していきたい宿泊施設にオススメです。

TEMAIRAZU(手間いらず)の利用料金

初期設定料:50,000円
月額利用料:9,900円~

TEMAIRAZU(手間いらず)の対象プラットフォーム

国内予約サイト

楽天トラベル、じゃらんnet、るるぶトラベル、Vacation STAY、Cancell、JAL PAKなど全39サイト

海外予約サイト

Agoda、Expedia、Booking.com、Hotels.com、Hostelworld、Airbnbなど全19サイト

自社サイト設置型予約システム

手間なし、R-with、じゃらんHPDS、BookigSuiteなど全26システム

オススメサイトコントローラー3【TL-リンカーン】

TL-リンカーン

TL-リンカーンの特徴

「TL-リンカーン」は、株式会社シーナッツが運営するサイトコントローラーで、約4,500施設が導入しています。

TL-リンカーンは従来の「サイト巡回方式」に加え、「共通在庫サービス方式」を導入しています。これによりオーバーブッキングのリスクをゼロにできるだけでなく、プラン作成の作業効率が向上するのです。

多数の予約サイトを利用していて管理に忙殺されている宿泊施設にオススメです。

TL-リンカーンの利用料金

初期設定料:100,000円
月額利用料:30,000円~

TL-リンカーンの対象プラットフォーム

国内・海外予約サイト

楽天トラベル、じゃらんnet、るるぶトラベル、Agoda、Expedia、Booking.com、マイナビトラベルなど全40サイト

自社サイト設置型予約システム

R-with、じゃらんHPDS、予約プロプラスなど全18システム

オススメサイトコントローラー4【らく通with】

らく通with

らく通withの特徴

「らく通with」は、JRシステムが運営するクラウド型のサイトコントローラーです。

宿泊サイトだけでなく、旅行会社からの予約も一元的に管理できるのが大きな特徴。クラウド型なので、パソコンやスマホ、タブレットなどデバイスを選ばずにどこからでもアクセス可能です。

JTBやJR各社など、旅行会社との取引が多い宿泊施設にオススメです。

らく通withの利用料金

月額利用料:9,800円~

らく通withの対象プラットフォーム

国内サイト

楽天トラベル、じゃらんnet、るるぶトラベル、一休.com、Relux、ANA Salesなど全27サイト

海外サイト

Agoda、Expedia、Booking.com、Hotelbeds、Airbnbなど全8サイト

自社サイト設置型予約システム

R-with、じゃらんHPDS、DirectIn、予約番など全18システム

オススメサイトコントローラー5【ルーム・マネージャー】

ルーム・マネージャー

ルーム・マネージャーの特徴

「ルーム・マネージャー」は、有限会社ペン・システムが運営するシンプルなASP型サイトコントローラーです。

ルーム・マネージャーは在庫調整機能に特化しており、料金管理やプラン管理の機能はありません。

低料金で在庫調整機能のみ使えればよいとお考えの宿泊施設にオススメです。

ルーム・マネージャーの利用料金

初期設定料:33,000円
月額利用料:3,300円

ルーム・マネージャーの対象プラットフォーム

国内サイト

楽天トラベル、じゃらんnet、るるぶトラベル、ベストリザーブ、日本の旅

自社サイト設置型予約システム

R-with、じゃらんHPDS、プランメーカー、宿シス、チェック・イン・コンプリート自社サイト用(5カ国)

オススメサイトコントローラー6【宿研サイトコントローラー】

宿研サイトコントローラー

宿研サイトコントローラーの特徴

宿研サイトコントローラーは、Web集客コンサルティングを手掛ける株式会社宿泊予約経営研究所が運営するサイトコントローラーです。

対応サイトは全部で13と多くはありませんが、国内・海外でシェアの大きい大手プラットフォームはカバーしています。

自社ホームページの作成から自社予約システム、サイトコントローラーまでトータルでコンサルティングを受けたい宿泊施設にオススメです。

宿研サイトコントローラーの利用料金

要問い合わせ

宿研サイトコントローラーの対象プラットフォーム

国内サイト

楽天トラベル、じゃらんnet、るるぶトラベル、たびらい、一休.comなど全10サイト

海外サイト

Agoda、Expedia、Booking.com

オススメサイトコントローラー7【かくさん】

かくさん

かくさんの特徴

「かくさん」は、株式会社リバティーが運営する宿泊管理システム「あすなろ」の機能拡張アプリケーションです。

あすなろで管理している在庫数を、予約サイトに自動で流していく仕組みになっています。そのため、在庫調整エンジンがクライアント側にあるので、常に宿泊施設のパソコンを起動しておく必要があります。

あすなろを運用している宿泊施設なら、かくさんがオススメです。

かくさんの利用料金

要問合せ

かくさんの対象プラットフォーム

国内サイト

楽天トラベル、じゃらんnet、るるぶトラベル、らくだ倶楽部、一休.com

海外サイト

Expedia、Booking.com

オススメサイトコントローラー8【AirHost】

AirHost

AirHostの特徴

「AirHost」は、民泊の運用を物件選びから清掃代行までトータルサポートするサービスです。

サイトコントローラー機能も提供され、複数のバケーションレンタル予約サイトの在庫を一元管理してくれます。

AirHostは、なるべく自分の手間をかけずに民泊を運用したい投資的民泊オーナーにオススメです。

AirHostの利用料金

月額利用料:6,000円~

AirHostの対象プラットフォーム

Airbnb、 AsiaYo、Agoda、Expedia、Booking.com、 FlipKey、Tujia、Zizaike

オススメサイトコントローラー9【民泊ダッシュボード】

民泊ダッシュボード

民泊ダッシュボードの特徴

「民泊ダッシュボード」は、スマートロックやセルフチェックインなど民泊を運営するために必要なツールが集約されたサービスです。

サイトコントローラー機能は民泊サイトだけでなく、海外宿泊予約サイトにも対応しています。

Airbnbだけでなく、複数の予約サイトから集客したいと考えている民泊オーナーにオススメです。

民泊ダッシュボードの利用料金

月額利用料:1,980円

民泊ダッシュボードの対象プラットフォーム

Airbnb、AsiaYo、Agoda、Expedia、自在客

オススメサイトコントローラー番外編【Actim】

Actim

Actimの特徴

「Actim(アクティム)」は、国内初のアクティビティ体験事業者向けサイトコントローラーで、株式会社アクティビティジャパンが運営しています。アクティビティの予約は従来は電話が一般的でしたが、近年はインターネット経由の予約が大きな割合を占めるようになっています。特にインバウンドは予約サイトからの申し込みが多くなっています。そして予約サイトの数が増えるにつれ事業者の予約管理が煩雑となり、ホテルと同様にサイトコントローラーが登場することになったのです。

アクティビティ体験事業者は日中はフィールドでガイドをしている場合が多く、予約申し込みへの即時対応は難しいという事情があります。このサイトコントローラーを導入すれば、予約管理を自動化してフィールドに集中することができるようになるのです。

Actimの利用料金

初期設定料:5,000円
月額利用料:20,000円

Actimの対象プラットフォーム

アクティビティジャパン、じゃらん、asoviewなど

サイトコントローラーを導入して業務効率アップ!

サイトコントローラーを導入すれば、宿泊予約サイトの在庫調整をシステムに任せてオーバーブッキングの心配をすることなく他の業務に集中できます。

今回ご紹介したサイトコントローラーは対象ユーザーを絞っている製品も多いので、ぜひ自社の環境に最適なシステムを導入して予約管理の自動化を実現してください。