台湾でトレンドのSNS5選!企業・自治体のインバウンド対策事例も徹底解説

「台湾ではどんなSNSが流行っているのだろう」と気になっていませんか?

アジア圏への市場拡大を試みる際、台湾は、主要な市場の一つとなります。台湾は歴史的な背景から、親日国であると言われており、非常に日本と距離が近い国です。国内には、日本語の読み書きができる人が多く、町並みや文化なども、日本と類似している部分が見られます。日本のドラマが台湾でリメイクされ、話題になることもあります。

実際に、台湾は「日本への旅行客が多い」という特徴があります。人口2,300万人のうち、年間の訪日客数は456万人と、台湾人のおよそ5人に1人は、日本を訪れているのです。

台湾への情報発信に有効なのが、ソーシャルネットワークサービス、SNSです。台湾人はITリテラシーも高く、日常的にインターネットを利用しています。

しかし、台湾への情報発信を行う際には、台湾ではどんなSNSが利用されているのかを把握しておく必要があります。日本とは少々利用状況などが異なりますので、注意が必要です。

そこでこの記事では、台湾で人気のSNSやその普及率について、詳しく解説します。自社の商品やサービスを訪日台湾人にアピールしたいという方は、ぜひ参考にしてください。

台湾のSNS普及率って?

台湾は、国民のおよそ88%が日常的にインターネットを利用しています。これは国内の通信インフラが整っていることが、大きな要因として挙げられます。そして普段からインターネットを利用している人のうち、80%がSNSを活用しています。

これは、非常に高い数字と言えるでしょう。日本と比較してみると、一目瞭然です。日本も台湾と同様に、非常に整ったインターネット環境が存在しており、実際に国民の93%がインターネットを利用しています。しかし日本国内のSNSユーザーは、インターネット利用者のおよそ56%にとどまります。

このように台湾は、日本と比べSNSの普及率が高く、より日常に溶け込んでいるのです。

台湾はスマートフォンユーザーがほとんど

SNSを日常的に使う台湾人のほとんどが、スマートフォンを使っています。台湾では、およそ81%がスマートフォンを使っていると言われており、Webサイトも基本的にモバイル端末からの閲覧をベースとしたレイアウトになっていることがほとんどです。台湾へのマーケティングを行う際は、スマートフォン端末で閲覧されているということを念頭に置いたデザインが求められるでしょう。

台湾で使えるSNS一覧を紹介

訪日外国人を国別にみてみると、台湾は、韓国と中国に次いで3位となっています。積極的な情報発信を行うことで、インバウンド消費も期待できます。では、台湾では一体どのようなSNSが使われているのでしょうか。一つずつ確認していきましょう。

Facebook

Facebookは世界最大のユーザー数を誇るSNSであり、2019年時点で月間アクティブユーザーは23億人にも達すると言われています。台湾でもっとも多く使われているのがFacebookです。注目すべきは、その利用者数です。驚くことに、台湾ではインターネット利用者のおよそ97%が、Facebookを利用しているのです。Facebookは単なる投稿ツールとしてだけではなく、メッセンジャーとしても利用されています。

企業がインターネットを通して、台湾でのマーケティングを行うのであれば、Facebookは避けて通れないと言えるでしょう。

ただし、商品の認知やブランディングを目的としているのであれば、一点注意が必要です。というのもFacebookは基本的に、友人や家族、知人同士の投稿を閲覧するSNSであるため、情報収集というよりは、コミュニケーションツールとして機能します。企業やサービスのアカウント運用には適していないという側面があります。

しかし、広告を出稿する媒体としては、非常に効果的です。台湾でのマーケティング手段としては、まず第一候補に挙がるSNSであると言えるでしょう

LINE

日本国内ではかなり普及しているLINEですが、実は海外ではそれほどメジャーなチャットアプリではありません。世界的なチャットアプリのシェアは、FacebookMessengerやWhatsAppなどがその大半を占めます。

しかし台湾では、インターネットユーザーの71%がLINEを利用しており、もっとも使われているチャットアプリの一つなのです。この点は日本と類似していると言えるでしょう。

LINEをマーケティングに活用する方法としては、公式アカウントの運用が挙げられます。クーポンやキャンペーン・新商品の情報を、ユーザーへダイレクトに届けることが可能になります。メルマガよりも登録が簡単で、かつ日常の導線にあるアプリなので、高い費用対効果が期待できます。

Instagram

Instagramは、世界的に近年ユーザー数を急増している写真投稿SNSです。ところが、台湾でのインターネットユーザー利用率は35%と、それほど普及しているわけではありません。少しずつ利用者を増やしている段階であると考えられますが、現状はまだ写真や文章の投稿はFacebookが一般的なようです。

台湾におけるInstagramのユーザー内訳をみると、およそ半数が24歳以下となっており、若年層が中心のSNSであると言えるでしょう。近年は、Instagramのハッシュタグで人気スポットやコスメ商品を検索するという使い方も増えているようです。

YouTube

動画サイトYouTubeは、台湾でも根強い人気を誇ります。YouTubeの国内アクティブユーザーは総人口の75%と、4人に3人はYouTubeを日常的に視聴しているようです。実際に、Youtubeを毎日利用する台湾人は、930万人以上にも及ぶと言われています。

十年ほど前であれば、通信インフラ技術が未発達だったこともあり、インターネットで動画を視聴するのは一般的ではありませんでした。しかし昨今は、動画メディアは私達の生活に欠かせない存在にまでなっています。

動画マーケティングの市場規模も、年々拡大傾向にあります。台湾でもYouTubeの視聴が日常的に行われているので、動画というアプローチで、商品やサービスの認知向上を狙うこともできるでしょう。

PTT

引用:https://www.ptt.cc/bbs/index.html

PTTという単語を聞き慣れない人は多いでしょう。PTTとは「Professional Technology Temple」の頭文字を取ったもので、台湾最大規模のインターネット掲示板サービスです。日本における5ch(元2ch)のようなものとイメージしてください。PTTは企業が運営しているわけではなく、有志のメンバーによって保守・運用が行われている特殊なサービスです。

PTTの登録ユーザーは150万人を超え、あらゆる情報が日々飛び交っています。国民的なニュースや話題が上がる際には、ログインユーザーが15万人を超えることもあるようです。台湾国内の情報伝達において、強い影響力を持つサービスであり、ニュースやメディアで国民の声を紹介する際に、PTTのコメントが用いられることもあります。

日本のSNS事情との類似点・相違点

台湾でSNS運用・マーケティングを行う際、日本と同じ感覚でアカウント運用を行っていると失敗してしまう恐れがあります。台湾のSNS事情を深く理解しておきましょう。

まずは動画メディアです。台湾でも日本と同様に、YouTubeのシェアがほどんどですが、視聴時間に大きな差があります。2017年の調査では、台湾人のYouTube平均視聴時間は1週間に14時間以上という結果になっています。対して日本人は2.6時間程度。6倍もの違いがあるのです。

日本でもYouTubeの利用者数は若年層を中心に増えていますが、台湾では日本よりも生活の一部として溶け込んでおり、より強い影響力を持つと考えてよいでしょう。

日本と台湾のSNS事情における最大の違いは、Twitterです。Twitterは、140文字以内のテキストと画像を投稿できるSNSであり、日本国内で根強い人気を誇ります。日本国内のTwitterユーザーはおよそ49%と、2人に1人の割合で利用しているのに対し、台湾ではわずが21%と、かなりの差があることがわかります。

日本ではポピュラーなSNSであるTwitterですが、台湾では以外と利用されていないのです。そのため、SNSマーケティングの媒体として、台湾でTwitterを用いるのは、効果が薄いと言えるでしょう。

メッセンジャーアプリはLINEがメインで利用されており、ここは台湾も日本も類似しています。台湾では、中国国内独自のSNS、WeiboやWechatも普及しています。それほど大人数が使っているわけではありませんが、中国の近くに位置する国ということもあり、「知り合いが投稿しているから登録している」という人も多いようです。

台湾でのマーケティングの際は、これらのアプリも視野に入れておくとよいでしょう。

台湾へのSNSマーケティングの成功事例

台湾へのSNSマーケティングの成功事例を紹介します。

東京メトロの案内

国内のインバウンド消費を盛り上げる上で、交通の利便性を高めることは欠かせません。東京メトロの施策は、国内観光における課題を解決する事例として、参考になるでしょう。

東京メトロは、外国人に向けた積極的なSNS運用を行っています。FacebookページなどのSNSは5ヶ国語で投稿されており、同じ内容のものを単純に翻訳するのではなく、発信内容を対象の国民性などに応じて作り変えています。また鉄道の案内はもちろん、沿線上の周辺情報なども発信しており、地域全体を盛り上げているのです。

岐阜県高山市

岐阜県高山市は、映画「君の名は。」の舞台となった地域で、年間50万人以上の外国人が訪れる観光地です。実は高山市は、映画の舞台となる以前のかなり早い段階から、SNSの運用を行っています。

具体的にはFacebookとInstagramアカウントの運用です。投稿はハイペースに更新されており、自治体のFacebookアカウントの中でも、特に多くのフォロワーを獲得しています。

SNSの運用は、地方自治体では難しいと思われるかもしれませんが、魅力的な写真を投稿することで、実際にその土地に足を運んでみたいと思わせる施策となるのです。

澤の屋旅館

宿泊施設は、インバウンド消費の拡大に欠かせない要素の一つです。東京都内にある澤の屋旅館では、積極的な情報発信により、訪日外国人の獲得を実現しています。同施設は、旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」が質の高い旅館や観光地を示す「エクセレンス認証」を与えられており、Googleマップのレビューでも5点満点中、4.8点を記録するほど一般旅行者からも高い評価を受けています。

同施設がプロモーションに活用しているのが公式のFacebookアカウントです。旅館の施設を魅力的に発信するだけでなく、周辺の飲食店やイベント情報も投稿しています。更新頻度が高く、投稿の内容も多岐に渡るため、コンテンツ性もあり大きな注目を集めているのです。

施設内で開催されたイベントの動画を投稿するなど、動画マーケティング施策も上手くいっていると言えるでしょう。

ファミリーマート

ファミリーマートは、台湾での市場拡大の施策として、インフルエンサーを起用したプロモーション行っています。日本と同様、台湾でもインフルエンサーSNSで強い影響力を持っています。そこで、台湾向けのYouTubeチャンネル「Famiwebchanne」を開設し、インフルエンサーとコラボし、新商品のプロモーションを行っているのです。動画の中には、400万以上の再生数に達しているものもあり、顧客獲得のチャネルとして有効のようです。

台湾人の国民性を理解し、効果的なマーケティングを実践しよう

台湾で使われているSNSと、マーケティング施策について解説しました。台湾はSNS文化が発展しており、国民のほとんどがインターネットを使いこなし情報収集を行っています。日本とのSNSの使い方の違いについても、理解いただけたのではないでしょうか。台湾でのSNSマーケティングを成功させるためには、台湾人がどのようにSNSを使っているのかを理解し、それに合わせたアカウント運用を行っていくことが大切です。

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