インバウンド集客には日本の旅行代理店に依頼して売り上げアップ!

訪日客の集客をしたい、でもどこに頼めばいいのか分からないと感じている方はいるのではないでしょうか。

インバウンド対策として多言語人材を集めたりWi-Fiの導入など、整備環境を整えるのに時間とコストがかかります。そういったところから地方自治体や企業がうまくプロモーションをかけるには、旅行代理店へ依頼することで集客の増加を期待でき地方活性化にもつながります。

しかし旅行代理店へ依頼することには、どんなメリットがあるのか分からない方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は

  • 旅行代理店はインバウンド客の訪日サポートに必要
  • 日本の旅行代理店に依頼する理由
  • インバウンド客が日本の旅行代理店に依頼するメリット・デメリット
  • 特徴別に「中国人向けの旅行代理店7選」

をご紹介します。

旅行代理店はインバウンド客の訪日サポートに必要

日本の旅行代理店はインバウンド客の訪日旅行にとってとても重要な役割をしています。

訪日旅行前「旅マエ」のタイミングで、ある程度の訪問先や宿泊先などを決めるものです。しかし訪日旅行中「旅ナカ」のタイミングで、景色や雰囲気・その場で発見した情報によりプランを変更する場合も多くなってきています。

日本での滞在期間だけ決め、あとは訪日してからの天気や新しい情報によってプランを変えられるのは、訪日客にとって利便性が高い新しい旅行スタイルとなります。

しかし訪日客は変更した新しい目的地までの移動手段やホテルの予約などをしようとした際、母国語対応していない日本語表記だけのサイトを取り扱うことは難しいことです。そこで日本の旅行代理店に依頼し、手配や案内のサポートが必要となってきます。

日本の旅行代理店への依頼は増加している

近年日本の旅行代理店に依頼している訪日客は増加傾向にあります。それはなぜなのでしょうか。

FIT旅行者の増加

募集団体ツアーは人気のスポット(決められた目的地)まで迷うことなく連れて行ってくれる便利さはありますが、その分時間や行動が大いに制限されてしまいます。

あらかじめ決められたパッケージの団体ツアーではなく、団体旅行FIT(個人旅行)が増加していることに要因があります。

インターネットが身近でいつでも情報が入ってくることで、「自らが行きたいところをPC・スマホで気軽に調べられ」「自分の好みに合った旅行をしたい」と考えがシフトしていることです。

日本の旅行代理店は情報が早くて詳しい

次に素晴らしい体験に比重を置いている「コト消費」志向の訪日客の増加です。日本には日本食・景色・文化などさまざまな魅力があり、購買ではなく自ら体験に使いたいと訪れる人が増加していることです。

自治体や企業がPRしたいことを旅行代理店は訪日客へ提案し、訪日客がその提案が気に入れば地方都市やインターネットにはあまり載っていないローカルポイントへの訪問が可能になります。

地方集客により地域経済が活性化し、訪日客も知らなかった情報で良い体験ができたと双方で嬉しい結果へとつながることができます。

訪日客が日本の旅行代理店に依頼するメリット

依頼するメリット

  • リクエストをもとに旅のカスタマイズプランを作成
  • 旬の情報(アイテム)を提案
  • 日本人しか知らないようなディープな場所に行ける
  • 国ごとにフォーカスした内容が知れる

例えばグルメならば昼はお寿司・夜はしゃぶしゃぶを食べ、体験では着物着付けと茶道がしたいなどと、細かな希望を受け入れ個々に合った旅のプランをカスタマイズすることが可能です。

金銭的・時間的にも余裕がある富裕層には医療や美容目的での訪日旅行者も増えてきており、会員制高級美容サロンなど紹介がなければいけないところやインターネットには出していないところへの情報を得ることもできます。

そういった多様化されたニーズに的確に多言語で対応してくれるので、旅マエ・旅ナカでも安心して依頼するメリットがあります。

訪日客が日本の旅行代理店に依頼するデメリット

提案してくれる旅行代理店が多言語対応しきれない

今やインターネットを使って旅行の目的地を検索することはできますが、交通手段・ツアーの予約など細かな情報を探す際に多言語対応しているサイトが少ないのが現状です。

そこで日本の旅行代理店を利用するわけですが、訪日客の多さに対して多言語対応できる人材や案内が少ないことから、訪日客はストレスになってしまいます。

希望のプランを紹介してくれる旅行代理店を見つけるのが大変

例えば同じ中華圏だとしても中国と香港人には、人気の観光スポットや消費スタイルのタイプが異なります。そのように国籍や年代、何をしたいかの自分の望みを叶えてくれる旅行代理店を見つけられるかがポイントとなります。

中国人向けの日本の旅行代理店7選

インバウンド対応している旅行代理店は数多いですが、どこの会社に依頼すればいいのか分からない人も多いのではないでしょうか。そこで特徴別におすすめの旅行代理店を紹介いたします。

旅行代理店①H.I.S.:世界進出国数1位の最多拠点を開設

旅行業界の最大手HISはグローバルネットワークを活かしたインバウンド対策を得意とし、リアルタイムの情報発信でスピーディーに地域の魅力をアプローチしている会社です。

★それぞれの国でそれぞれの好みに合わせた商品を販売しているため、全国区で幅広く取り扱う自治体の方におすすめです。

手配:団体・FIT
言語:最大18言語に対応できるスタッフがいる(常に常駐ではない)
会社名:株式会社エイチ・アイ・エス

旅行代理店②JTB:個人からビジネス交流・訪日まで対応

観光、商談、視察、国際会議や大会への出席、企業プロモーション招待、国際親善などの交流での要望・課題を聞いてトータルコーディネートをする会社です。

★FITだけでなくMICE訪日客を呼びたい自治体の方におすすめです。

手配:FIT・MICE
言語:中国語(簡体・繁体)・英語・韓国語(ハングル)・タイ語・フランス語・スペイン語・アラビア語 など最大80か国語圏
会社名:株式会社ジェイティービー

旅行代理店③ビッグホリデーインターナショナル:伝統的な文化体験を提案

日本文化を楽しめる温泉・グルメ・季節などを堪能できる体験など、目的に合わせた「コト消費」のニーズに応えてくれる会社です。さらにベジタリアン・ハラールなど宗教的・嗜好に合わせた食事が可能なホテルを提案など、細かな要望も柔軟に対応しています。

★日本の文化を体験するというスタイルの訪日客を呼び込みたい自治体の方におすすめです。

手配:団体・FIT
言語: 中国語、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、タイ語
会社名:ビッグホリデーインターナショナル株式会社

旅行代理店④ハナツアー:アジアを中心としたインバウンド専門会社

韓国最大大手の旅行代理店の日本法人で、友愛観光バスと九州に設立した免税店の子会社所持している会社です。訪日韓国人以外にも中国・台湾・香港・東南アジアからの訪日客を受け入れています。

★オプショナルツアー商品、レストランチケット、観光ツアーバスの運行、SUICAなどの電子交通パスの販売などと細かなこところまで力を入れたい方におすすめです。

手配:団体・FIT
言語:韓国語・英語対応のドライバー
会社名:株式会社HANATOUR JAPAN

旅行代理店⑤南海国際旅行:個人旅行のわがままを叶える

○○を食べたい・○○に泊まりたい・○○をしたいとわがままを叶えるFITに特化した会社です。もちろんグルメ・体験などテーマ別に観光プランを用意しています。

★個人旅行の柔軟さに対応したい方におすすめです。

手配:FIT
言語:中国語・英語
会社名:株式会社 南海国際旅行

旅行代理店⑥グローイングツーリスト:北海道エリアで中国語ガイドドライバー付き

北海道で長期にわたりインバンド専門旅行社として営業している会社です。ホテル・バス・食事・ガイド(中国語・英語)の手配が可能です。

★通訳付きドライバーで団体~少数グループまで対応したい方におすすめです。

手配:団体・FIT、自社のバス・小型車対応(ドライバーは中国語が可能)
言語:中国語・英語
会社名:有限会社グローイングツーリスト

旅行代理店⑦WAKON:沖縄エリアで30年の実績豊富

沖縄でのインバウンド実績が30年以上の経験があり、クルーズ船のバス手配は4年連続1位の実績がある会社です。

★沖縄県でアプローチをかけたい企業・自治体の方におすすめです。

言語:中国語・英語も対応可能なスタッフが多数
団体、FIT、LGBTツアーなど柔軟に対応
会社名:株式会社WAKON

目的別に合った旅行代理店選びが必要

今回はインバウンド集客のために日本の旅行代理店に依頼することについて紹介しました。訪日客にしたいアプローチ方法やターゲットによって旅行代理店も異なるので、ターゲットにあった会社選びをする必要があります。

依頼する側と旅行代理店がうまくマッチするように、細かなターゲット設定は重要になるでしょう。