台湾旅行におすすめガイドブック11選!ガイドブックの魅力とは?

台湾への海外旅行を楽しむために、現地の情報を得ることは欠かせません。特に台湾は流行りのフォトジェニックな観光スポットや話題のグルメなども多く、多くの情報が出回っています。それらの情報をキャッチアップする手段として、おすすめなのが「ガイドブック」です。ガイドブックは、観光情報や地図、魅力的な写真が分かりやすくまとまっており、旅行計画を立てる上でも役立ちます。

しかし昨今はSNSが世界的に普及していることもあり、「インターネットからでも十分情報は得られるのではないか」「わざわざガイドブックを買う必要はないのではないか」と思われる方もいるでしょう。また「ガイドブックを買おうと思っても、たくさんの種類があり、どれを選べばよいか分からない」ということも考えられます。

そこでこの記事では、まずインターネット時代にあえて紙のガイドブックを買う必要性やメリットについて解説します。次に台湾への旅行の際に持っておくべきおすすめのガイドブックについて、ターゲット別に紹介します。

はじめて台湾旅行に行く方や、台湾のグルメについて今以上に知りたいという方は、ぜひ参考にしてください。

インターネットの時代における、ガイドブックの必要性

大手旅行会社のJTBが行った調査によると、海外旅行の際に参考にする情報ソースのうち、もっとも多いのが「インターネット」となっており、全体の62%がネット上で情報収集していることが分かります。次いで2位が「ガイドブック・旅行情報の書籍」で、全体の23%という結果となっていました。調査結果を見ると、インターネットを参考にしている人が多いことが分かります。

しかし「紙媒体のガイドブックを使用するかどうか」という質問に対しては、「必ず利用する」が26%、「利用することが多くある」が49%と、全体の7割以上が「ガイドブックを使用する」と答えました。

これらの調査を合わせると、海外旅行に行く際はインターネットとガイドブックのそれぞれのメリットを活かしつつ、両者を使って情報収集している人が多いと考えられるでしょう。

以下では、ガイドブックの必要性やメリットを紹介します。

情報の見やすさが最大の魅力

ガイドブックの最大のメリットは、情報の見やすさにあります。インターネットでは能動的に情報を検索するのがメインですが、ガイドブックは「グルメ」や「宿泊施設」などさまざまなカテゴリー別に情報がまとまっています。視認性の高いレイアウトで写真や文字が掲載されているので、パラパラとめくって眺めているだけでも、おすすめの観光スポットなどの情報を把握できます。複数人で旅行の予定を立てる際なども、重宝するでしょう。

さらに多くのガイドブックには、地図が掲載されています。単に街路の地図がついているのではなく、ガイドブック内で掲載しているお店の位置などとあわせて載っているため、距離感などを考慮した旅行計画が立てやすくなるでしょう。実際に前述のJTBの調査では、ガイドブックを選ぶ基準としてもっとも多かったのが「地図が分かりやすいかどうか」でした。

情報が厳選されている

インターネット上には無数の情報が溢れています。検索エンジンやSNSをうまく活用できればよいのですが、旅行先の国に関する知識があまりない人にとっては、迷ってしまうこともあるでしょう。またインターネットは情報が整理されていないので、混乱をまねく恐れもあります。一方ガイドブックであれば、定番のグルメスポットや観光地が厳選されて紹介されています。そのため、必要以上の情報に惑わされることなく、自分の好みの行き先を選ぶことができるようになるのです。

その道のプロによる客観的な情報を得られる

インターネット上で海外の情報を集める際に、ブログやSNSを参考にする方に多いのではないでしょうか。実際にこれらの媒体は、信ぴょう性のある口コミを確認できるというメリットがありますが、あくまで書いているのは一個人であることがほとんどです。一方、ガイドブックや旅行雑誌は、その国に深い理解のあるプロのライターが執筆していることが多く、プロの視点による客観的な情報が得られるメリットがあります。また掲載されている写真も、プロの手によって魅力的に撮影されており、眺めているだけでも、モチベーションが高まってくるでしょう。

持ち運びしやすい

ガイドブックは、旅先でも持ち運びやすい点もメリットとして挙げられます。スマートフォンなどで地図やお店を検索することも可能ですが、もっとも懸念されるのがバッテリー不足です。もし歩いているうちにバッテリーがなくなってしまっては、道に迷うこともあるでしょう。その点ガイドブックを一冊持っておけば、地図を見ながら迷わず目的地に向かうことができます。なによりバッテリーは不要です。多くのガイドブックは持ち運びを考慮して、コンパクトなサイズになっているため、荷物がかさばることもそれほどありません。ガイドブックが手元に一冊あるかどうかで、よきせぬトラブルを回避できることもあるのです。

おすすめの台湾ガイドブック11選

おすすめの台湾ガイドブックを11冊紹介します。

1人の台湾旅行におすすめのガイドブック

まずは台湾への一人旅にぴったりのガイドブックを紹介します。

ハレ旅

台湾へはじめて一人旅をする方におすすめなのが、ハレ旅です。本書の最大の魅力は、おすすめのコースがまとめられている点にあります。台湾の観光スポットに関する知識が一切ないという方でも、安心です。観光スポット選びに失敗する可能性もなくせますし、見知らぬ環境でも迷うことなく観光ができるでしょう。250ページ以上と情報のボリュームも満点です。さらにカテゴリ別に情報が整理されているので、分かりやすさにも定評があります。

ターゲット:はじめての台湾一人旅に行く人
おすすめポイント:情報の網羅性
持ち運びやすさ:ページ数が多いため、やや持ち運びにくい
価格:1,320円

2泊3日でここまで遊べる!週末台北ベストルート

「数日の休みにふらりと旅に出たいけど、予定を立てる時間がない」という忙しい方にぴったりなのが、「2泊3日でここまで遊べる!週末台北ベストルート」です。本書で、おすすめの観光ルートが紹介されており、予定を立てなくても、台湾旅行を楽しむことができます。定番のルートだけでなく、「グルメに特化」「郊外のマイナーなスポットを巡る」など、ルートの内容も多種多様です。プロの視点でおすすめのスケジュールが設定されているので、過密スケジュールにならずに、かつ時間を無駄にしない観光地巡りが可能になるでしょう。

ターゲット:忙しい、急にスケジュールが空いた人
おすすめポイント:プロ視点のおすすめルート
持ち運びやすさ:128ページと薄めなので持ち運びやすい
価格:1,320円

初めての台湾旅行におすすめのガイドブック

台湾にはじめて訪れるという方を対象にしたガイドブックを紹介します。

るるぶ台湾

るるぶ台湾は、台湾の魅力を包括的にを網羅したガイドブックです。このような定番のガイドブックを一冊持っておくことで、ゼロから台湾旅行の知識を身につけられます。観光地だけでなく、地図や現地の通貨についての基本的な情報も得られるでしょう。

写真も見やすく、文字も大きいので、パラパラと見ていくうちに、旅行の具体的なイメージが湧いてくるでしょう。もし「グルメ旅をしたいな」と思ったなら、その段階でグルメに特化したガイドブックを購入するというやり方もおすすめです。

ターゲット:台湾についての知識がほとんどない人
おすすめポイント:旅行気分を高められる
持ち運びやすさ:写真をふんだんに使っていることもあり、やや大きめ
価格:1,100円

ララチッタ

ララチッタは、台湾の観光スポットが網羅されているガイドブックです。夜市などの定番スポットから、小籠包の食べ比べなどのグルメ情報、エリア別のおすすめのお土産など、台湾旅行に欠かせないさまざまな情報がまとまっています。最大の魅力は、万人向けの内容が掲載されている点にあります。表紙自体はやや女性向けですが、内容は老若男女問わず参考になるものとなっています。JTBが発行しているガイドブックであるため、信頼性の高さも魅力です。

ターゲット:どのエリアを巡るか検討中の人
おすすめポイント:情報の網羅性、雑誌のような見た目
持ち運びやすさ:A5サイズで手に持ちやすい
価格:1,080円

タビトモ

タビトモは、台湾の魅力を詰め込んだ一冊ともいえるガイドブックです。ページ数は128ページと少なく、コンパクトサイズなため、携帯しやすい点が特徴的です。内容も定番のエリアやお土産を中心に紹介しているので、必見の観光スポットを知りたいという方におすすめです。

ターゲット:台湾観光の定番を知りたい方
おすすめポイント:小さなかばんにも入るサイズ感
持ち運びやすさ:128ページ、コンパクトサイズで持ちやすい
価格:1,100円

女子旅行におすすめのガイドブック

女性同士の旅行におすすめのガイドブックを紹介します。

ことりっぷ 海外版 台北

「ことりっぷ 海外版 台北」は、女性をターゲットとした観光スポットを深く掘り下げて紹介しているガイドブックです。漢方やスイーツ、恋愛成就のお寺などの情報が掲載されています。冊子の見た目もガイドブックっぽさはなく、おしゃれな雑誌や手帳のような落ち着いた雰囲気のデザインも魅力です。

ターゲット:女性同士の旅行を考えている方
おすすめポイント:女性向けの内容に特化している
持ち運びやすさ:コンパクトサイズで見た目もおしゃれ
価格:1,320円

台北 オトナ女子のすてきな週末 ときめく台湾の楽しみ方70

ヘルシーなグルメや恋愛成就のお寺、ファッションなど、アクティビティやショッピング情報を中心に網羅している本書。特にインスタ映えするようなフォトジェニックな観光地が多数掲載されています。タイトル通り、こちらも「女性が楽しめる」点に特化した内容となっています。

ターゲット:台湾にはじめて行く同士の女性
おすすめポイント:インスタ映えするスポットを多数紹介している
持ち運びやすさ:ページ数も少なく、持ち運びやすい
価格:1,534円

食べ歩き・グルメスポットが充実したガイドブック

グルメ情報に特化したガイドブックを紹介します。

&TRAVEL 台湾

「&TRAVEL 台湾」は、グルメ情報が網羅されたガイドブックです。写真もふんだんに使われており、情報量の多さが最大の魅力です。初めての方にはどれを選べばよいか分からなくなってしまうかもしれませんが、台湾に何度か足を運んでおり、定番のグルメは一通り堪能したという方にはぴったりと言えるでしょう。一般的なガイドブックには載っていないような情報が満載です。

ターゲット:台湾旅行のリピーター、グルメ好き
おすすめポイント:圧倒的な情報量
持ち運びやすさ:B5サイズとやや大きめ
価格:990円

台湾行ったらこれ食べよう

「台湾行ったらこれ食べよう」はシリーズ化もされている、台湾のグルメに特化した人気ガイドブックです。飲食店を紹介するだけでなく、メニュー表の見方なども学べる点が最大の魅力です。例えば「”煎”は少しの油で炒めることを意味する」といった漢字の知識が紹介されているため、はじめてみるメニューでもある程度予測できるようになるでしょう。ゼロから台湾料理について知れる一冊であり、新たに興味を喚起したり発見があったりするかもしれません。

ターゲット:台湾のグルメについて、より深く知りたい方
おすすめポイント:台湾の料理について、読み方や食べ方などの知識も解説
持ち運びやすさ:144ページと手頃な分量
価格:1,540円

マイナーな台湾の観光スポット巡りにおすすめのガイドブック

最後に、マイナーな台湾の観光スポット巡りにおすすめのガイドブックを紹介します。

最好的台湾

「最好的台湾」は台湾の魅力が詰まった一冊です。執筆者である青木由香氏は、人気ブログ「青木由香の台湾一人観光局」の運営者であり、台湾の情報に関しては絶大な信頼を得ています。本書は定番の観光地を掲載しているものではなく、青木氏の視点から見た台湾を紹介するといった内容となっています。お店の人の表情を切り取った写真、お土産の写真など、読み物としても楽しめます。全体的なな内容としては、雑貨やスイーツ、お茶、マッサージなどが多く、どちらかというと女性向けと言えるかもしれません。

ターゲット:台湾の魅力を深く知りたい人
おすすめポイント:一般的なガイドブックには載っていない情報が得られる
持ち運びやすさ:B5サイズ
価格:1,620円

激ウマ! 食べ台湾 ひとり旅でも大満足、食べまくりローカルフード65軒

台湾在住のブロガーが、グルメ店を紹介するという内容の本書。現地に住んでいる人ならではの視点で、知る人ぞ知る屋台の店など、ローカルなグルメ情報がふんだんに掲載されています。文章と写真に加え全体が漫画形式で構成されており、読みやすい点も魅力的です。

ターゲット:屋台などローカルフードを詳しく知りたい人
おすすめポイント:マンガ形式なので読みやすい
持ち運びやすさ:コミックサイズ
価格:1,320円

目的に合わせたガイドブックを選ぶことで、旅行がもっと楽しくなる!

台湾旅行におすすめのガイドブックを紹介しました。ガイドブックにはそれぞれテーマや強みが異なるので、旅行の目的にあった内容のものを選ぶことが重要です。紙のガイドブックにはインターネットやSNSにはないメリットがあり、パラパラと眺めているだけで、旅行の楽しみが増すという効果もあります。最適なガイドブックを一冊選び、充実した旅行をぜひ楽しんでください。