イラストとナレーションを用いて、複雑なトピックを分かりやすく伝える「解説動画」を制作する株式会社simpleshow Japan。独自のメソッドに基づいた制作方法や、インバウンド対策への活用方法について伺いました。
大久保紀章
代表取締役社長1996年同志社大学卒業。Livedoorにて執行役員国際事業部長として、M&Aなどグローバル戦略を担当。その後、IgnitionOne Japanを設立し、代表取締役社長に就任。日本およびAPAC事業(シンガポール)を担当し収益拡大に貢献。 |
複雑なトピックを分かりやすく伝える解説動画を制作
ー株式会社simpleshow Japanのサービス内容を教えてください。
弊社は解説動画のリーディングカンパニーとして、イラストとナレーションを用いた動画を制作しております。解説動画とは、複雑なトピックをたった3分で分かりやすく伝え,
理解・共感を促進する映像のことで、社内研修や販促のためのツールとして欧米を中心に世界に広まり始めている手法です。
弊社の解説動画の特徴は、とにかくシンプルなこと。人の手でイラストを動かす「simpleshow hand」、車輪が回ることで時系列や場面の転換をスムーズに行うことができる「simpleshow wheel」、要望に合わせてオリジナル要素を加えることのできる「simpleshow premium」の3つのプランを用意しており、いずれのプランも動画の尺は1分〜3分程度(上限3分59秒)と、短時間で理解を促す動画を提供しております。
動画の構成は、産学連携で研究を重ね開発した独自のメソッドを元に、5つのフレームで組み立てられています。まず「①概要の説明」と「②問題の共有」で課題の自分ごと化を視聴者に促し、続く「③理想の提示」と「④ソリューション」で解決策を提示。最後に「⑤結論&行動喚起」で視聴者が自己効力感を持てるような、物語性の強い内容となっています。
ー他の動画制作会社と比べて、御社の強みを教えてください。
まず、動画制作の手法が確立されており、動画のクオリティが安定しているため、制作をご検討していただきやすいことが挙げられます。また、ご依頼から納品まで約2ヶ月をいただいておりますが、ご相談によって短縮することも可能です。
その他、動画の二次利用に関しては期間・エリアともにフリーのため、幅広い場面でご利用いただけます。ナレーションの吹き替えや字幕にも多言語で対応しており、イラスト自体が全世界で共通して親しみやすいテイストのため、汎用性や費用対効果が非常に高いと自負しております。
ー制作の流れを教えてください。
ご依頼をいただいた場合、弊社が用意する質問表にお答えいただいたうえで、対面の脚本会議にて制作テーマやターゲットの擦り合わせを行います。その後、弊社のコンセプターによる脚本作成と、イラストレーターによる絵コンテ作成を、それぞれの工程で3往復ほど確認を行いながら進めていき、動画撮影・編集へと移ります。素材の完パケ後、最終チェックを経て納品完了となります。
工程ごとに内容確認をしっかりと行いながら制作を進めるため、完成動画とクライアント様のイメージの隔たりを最小限に抑えることが可能です。
多言語対応の解説動画は、インバウンド対策にも最適
テーマや予算に合わせて、3つのプランが用意されている。
ーこれまでの導入実績を教えてください。
2008年にドイツで創業した「simpleshow」は、日本支社である弊社をはじめ現在世界9カ国に展開しており、約50言語・1万本以上の動画制作実績があります。
日本においても、P&G Japan様の社内研修動画や、日本経済新聞社様の「日経電子版アプリ」といったサービスの解説動画など、業界・業種を問わず数多くの解説動画を制作しております。特に、目に見えない金融系サービスをイラストで可視化するニーズは高く、評価をいただいております。
ーインバウンド対策における実績はいかがでしょうか。
奈良県様とのお仕事では奈良公園の鹿とのふれ合い方について、石川県様とのお仕事では能登を代表するお祭り「キリコ祭り」の魅力について、啓発やPRを目的とした解説動画を多言語で制作いたしました。
また、温泉の入り方や旅館でのマナーの解説動画を外国人向けに制作し、全国の旅館に対して月額制で提供するサービスも現在準備を進めております。
ーお客様からの声をご紹介いただけますでしょうか。
「内容がシンプルで分かりやすい」とのお声を多くいただいております。また、YouTubeなどで動画の再生回数が伸びたお客様からは、「作って良かった」「また作りたい」と言っていただいております。
文化や言語の差異による課題も、イラストで分かりやすく解決
イラストスタイルやカラーも、企業の特徴に合わせて自由に選択することできる。
ー会社として目指している今後のビジョンを教えてください。
欧米では、社内研修用の動画を年に何十本も制作する企業があるくらい解説動画が浸透していますが、日本では認知度がまだまだ低い現状があります。しかし、今後も動画需要は伸び、情報の複雑化・視聴時間の減少が益々進んで行きますので、伝えたいことを短くシンプルにまとめることができる弊社の解説動画で皆様のお役に立てたらと考えております。
その先で、解説動画制作の手法を生かした分かりやすくて新しい商品作りにも挑戦していきたいです。
ー最後に、インバウンド事業に取り組まれている方々へのメッセージをお願いします。
文化や言語の差異に課題を抱えがちなインバウンド業界は、課題解決型の商品設計をしている弊社と相性がとても良いと思っております。
複雑なことを分かりやすく伝えることにおいては絶対の自信を持っていますので、お困りの際はぜひ弊社にお任せください。
会社情報
会社名 | 株式会社simpleshow Japan |
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代表 | 大久保 紀章 |
住所 | 〒107-0062 東京都港区南青山 4-5-25-101 |
URL | https://simpleshow.com/ |
バウくんのひとことメモ
イラストとナレーションを用いて、複雑な内容を分かりやすく説明する解説動画制作会社だバウ。安定したクオリティと誰にでも伝わるシンプルさが強みのため、外国人対応において課題を抱えている会社さんはぜひ相談してみるのがおすすめバウ。