【2026年】日本人の海外旅行トレンド|人気の行き先と費用の目安、円安下での準備のコツ

2026年 海外旅行トレンド

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円安や物価高が続くなか、2026年の海外旅行はどこが人気で、費用はどのくらいかかっているのでしょうか。この記事では、日本政府観光局や旅行会社が発表したデータをもとに、日本人の海外旅行の最新動向と人気の行き先、費用の目安をまとめます。

結論から言うと、海外旅行者数は前年並みで推移しているものの、旅行代金は上昇傾向にあり、韓国・台湾などの近場を中心に、ベトナムなど東南アジアへ行き先が広がっているのが2026年の特徴です。

※この記事は2026年10月時点で公表されているデータをもとに作成しています。年末年始の予約動向は、旅行会社の発表を受けて12月に追記する予定です。

2026年の日本人の海外旅行者数

日本政府観光局(JNTO)の推計によると、2026年8月の日本人出国者数は約158万9千人で、前年同月より3.6%減少しました。2019年同月と比べると24.7%少ない水準です。

一方、2026年1月〜8月の累計は約972万5千人で、前年同期比2.8%増となっており、年間を通しては前年並みかやや上回るペースで推移しています。新型コロナウイルス感染症の流行前の水準にはまだ戻っていない状況です。

項目 人数 比較
2026年8月の出国者数 約158万9千人 前年同月比3.6%減、2019年同月比24.7%減
2026年1〜8月の累計 約972万5千人 前年同期比2.8%増

円安が旅行費用に与える影響

2026年10月9日時点の為替レート(三菱UFJ銀行の公示仲値)は、1米ドル=約158円です。アジアの主な通貨では、1中国人民元=約23.6円、1香港ドル=約20.2円となっています。

円安の影響で、現地での食事や買い物、ホテル代が以前より割高に感じられるケースが増えています。旅行会社の予約データでも、旅行代金の上昇がはっきり表れています。

2026年に人気の海外旅行先

夏休みは韓国・台湾が2強、東南アジアが伸びる

旅行アプリ「NEWT(ニュート)」を運営する令和トラベルが発表した2026年夏休み(帰国日7月1日〜9月30日)の予約データでは、韓国が36.2%、台湾が20.2%と、2カ国で予約全体の半数以上を占めました。

ただし、どちらも前年より構成比を下げており、代わりにベトナム(前年比+3.6ポイント)、シンガポール(+2.9ポイント)、インドネシア(+1.8ポイント)、タイ(+1.0ポイント)が伸びています。ベトナムでは、中部のリゾート地ダナンに予約が集中しました。

ツアーではハワイが根強い人気

JTBが発表した2026年夏休み(7月15日〜8月31日)の人気方面ランキングでは、添乗員なしのツアーで1位がハワイ、2位がシンガポール、3位がグアム、4位が韓国、5位がアメリカでした。添乗員付きのツアーでは、イタリア、スペイン・ポルトガル、スイスが上位に入っています。

シルバーウィークも近場中心、行き先は分散

同じくNEWTの2026年シルバーウィーク(9月19日〜27日)の予約データ(8月19日時点の速報値)では、人気の行き先は次のとおりでした。

順位 国・エリア 構成比 平均日数
1 韓国 26.45% 3.4日
2 台湾 21.24% 3.9日
3 ベトナム 10.27% 5.0日
4 フィリピン 6.91% 4.7日
5 インドネシア 4.96% 5.8日
6 シンガポール 4.76% 4.9日
7 オーストラリア 4.11% 5.7日
8 タイ 3.96% 4.8日
9 中国 3.56% 3.9日
10 香港 3.26% 3.9日

韓国・台湾・香港といった近場の東アジアは構成比を下げ、ベトナムやインドネシア、オーストラリアなどが伸びました。旅行者の層では、20代が26.9%で最も多く、子どもを連れない2人旅が73.8%を占めています。

海外旅行の費用の目安

NEWTの2026年夏休みの予約データでは、海外ツアーの平均旅行代金は1人あたり123,013円で、前年の94,588円から約30%上昇しました。平均日数は4.3日です。主な行き先の平均代金は次のとおりです。

行き先 平均旅行代金(1人) 平均日数
韓国 74,161円 3.3日
台湾 71,515円 3.9日
ベトナム 137,294円 5.0日
シンガポール 162,964円 5.0日
ハワイ 約27.1万円 ―

シルバーウィークの予約でも、平均旅行代金は前年同期比で約65%上昇しています。円安や物価高に加え、燃油サーチャージの上昇も長距離路線の代金を押し上げており、近場で費用を抑える人と、遠方に出かける人の二極化が進んでいると分析されています。

※NEWTの数値は同社の予約データに基づくもので、市場全体を示すものではありません。

費用を抑えて海外旅行を楽しむコツ

  • 近場の行き先を選ぶ:韓国や台湾は、旅行代金が比較的抑えられ、3〜4日の短い日程でも楽しめます。
  • 出発日をずらす:連休や週末の出発は代金が高くなりがちです。平日出発や連休を外した日程にすると、費用を抑えやすくなります。
  • 通信費を見直す:空港でWi-Fiルーターを借りる代わりに、スマートフォンだけで使える「eSIM」を使う方法もあります。
  • 翻訳アプリを準備しておく:言葉に不安がある場合は、出発前に翻訳アプリの言語データをダウンロードしておくと、通信できない場面でも使えます。

出発前に準備しておきたいこと

現地での通信手段

地図アプリや翻訳アプリ、キャッシュレス決済を使うには、現地での通信手段が欠かせません。SIMカードの差し替えが不要なeSIMについては、香港・台湾旅行のeSIMの選び方で詳しく紹介しています。

翻訳アプリのオフライン設定

Google翻訳は、言語データを事前にダウンロードしておけばオフラインでも使えます。手順はGoogle翻訳をオフラインで使う方法をご覧ください。

行き先の基本情報

香港・台湾・中国本土は、通貨や言語、出入国の手続きがそれぞれ異なります。違いについては香港はどこの国?中国との関係・台湾との違いをわかりやすく解説で紹介しています。

スーツケースは「借りる」か「買う」かで選ぶ

旅行の頻度によって、スーツケースはレンタルと購入を使い分けると無駄がありません。

  • 年に1回程度・長期旅行で大きいサイズが必要な場合:レンタルなら保管場所が不要で、自宅への配送・返却に対応したサービスもあります。たとえばアールワイレンタルでは、スーツケースのほか海外旅行用品をまとめて借りられます。
  • 近場の短期旅行を何度も楽しむ場合:韓国・台湾など3〜4日程度の旅行が多いなら、機内持ち込みサイズを1つ持っておくと便利です。New Trip(ニュートリップ)は、機内持ち込みサイズから大容量まで、軽量でUSBポートやTSAロックを備えたモデルを扱っています。

なお、New Tripのスーツケースはふるさと納税の返礼品として扱われているものもあります。寄付先の選択肢として検討するのもひとつの方法です(取り扱い状況は各ふるさと納税サイトでご確認ください)。

まとめ

2026年の日本人の海外旅行は、旅行者数は前年並みで推移する一方、円安や物価高、燃油サーチャージの影響で旅行代金が上がっています。行き先は韓国・台湾が引き続き人気ですが、ベトナムをはじめとする東南アジアへの分散も進んでいます。

費用を抑えたい場合は、近場の行き先や出発日の工夫、通信手段の見直しなどを組み合わせるのがおすすめです。年末年始の予約動向は、旅行会社の発表を受けて12月に追記します。

参考資料

  • 日本政府観光局(JNTO)「出国日本人数」推計値(2026年8月)
  • 株式会社令和トラベル「2026年夏休みの海外旅行動向」(2026年6月26日発表)
  • 株式会社令和トラベル「2026年シルバーウィーク旅行動向調査」(2026年8月25日発表)
  • 株式会社JTB「2026年夏休み(7月15日〜8月31日)JTB人気方面ランキング」(2026年6月18日発表)
  • 三菱UFJ銀行 外国為替相場(2026年10月9日公示)